06,同業者に会いに行く
ラノベ主人公と一般的な現代人の違いは、仲間の質と量に尽きると思う。
性的な意味も含めて、ラノベ主人公の仲間は多く、それぞれが概ね有能である。
同じ振舞をすれば、生活が飛躍的に向上するという話。
人生が上手く行っていない者は、あまりにも職業的な繋がりが乏過ぎるのだ。
弱者はせめて徒党を組まねば枯死するだけである。
「自分はニートだから職業仲間を作れない」
と仰る方は、他のニートを探して仲良くなれば良い。
アホみたいな話だが、これだけを極めてなり上がっている人間は居る。
(起業して成功するタイプ)
同じ能力・業界歴の人間でも、オフ会や勉強会に出席し続けた者と惰性で業界に居た者とでは、1年後に洒落にならない差がついてしまう。
社交が苦手であれば、Twitterで職業アカウントを作って同業をフォローするだけでも良い。
大切な事は同業と接点を増やす事である。
コミュニケーションが怖い人間は挨拶するだけでも構わない。
それを続ければ単発のコミュニケーションは、貴方のコミュニティに昇華することだろう。
普段読んでいるラノベを思い出して欲しい。
大抵、主人公は人の輪の中心に居るだろう?
主人公を中心とした人の輪が物語の進行と共に育っていくだろう?
これは貴方にも出来る。
これまで出来なかったのは、してこなかったからである。
キャリアアップに関しても、同業のツテというのは一番大きい。
同業者との交流が多ければ多い程、相場や顧客や転職先の情報が手に入る。
同じ仕事をしていても、年収300万円の会社もあれば年収1000万円の会社もある。
何故なら雇用とは定価の存在しない相対取引であるからだ。
なので、相場を知る為にも同業者と話し続けよう。
「こちらはしがないフリーターなので同業者と話しても仕方ない」
と反論する者も多いが、これは逆である。
非正規雇用の人間は、その分流動性のメリットを享受出来るので、まずはしがなくないフリーターを見つけて話を聞いてみる事を推奨する。
ラノベの様な主人公パーティーはいきなり構築出来ない。
但し、スケールダウンして相似した振舞をする事は可能である。
無論、冒険者でもあるまいし貴方がいきなりパーティーを組む必要はない。
同業と一度挨拶し会話しておくだけで構わないのだ。
業界によってはそれで十分。
必要になった時にパーティーが生まれるケースも多々ある。
(土建業などに多い)
仲間はその繰り返しのうちに徐々に増え、洗練されていくものなのだ。
何の接点もない所から、いきなり仲間は増えない。
但し、面識ある同業者であれば、タイミング次第で生涯の盟友になる可能性は重々ある。
なので、まずは同業者と接点を作り続けよう。
・仕事アカウントを作って同業者をフォローする。
・リフォローあればお礼DM。
どれだけ探しても同業者に下らない人間しか居ない場合、そもそも業界自体が腐っている可能性が高い。
(また、貴方の居住地の民度が壮絶に低い可能性もある)
そういう場合は、同様の悩みを持っている同業者と苦悩を交換してみよう。
何人かと話しているうちに、打開策や業界への見切りタイミングも生まれてくるだろう。