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02,専門知識を持つ

ラノベ主人公は概ね博識である。

その博覧強記っぷりを周囲に評価され、大いに株が上がるシーンを私も数多見かけてきた。


これは当然であろう。

社会が叡智の蓄積である以上、有用な知識を備えている者は尊重される。

(そうでない社会は現在進行形で淘汰されている。)


なので、本書を読んでいる貴方に強く推奨する事が「専門知識を持て」と言う事である。

例えば貴方が家電メーカーに勤務しているのなら、『職場の誰よりも家電に詳しくなる』という風に。

無論、己の保有するビジネスの内容を業界の誰よりも知悉している、というパターンが理想ではあるが。


現在、貴方がどこかに勤務しているのであれば、その業界・業務・サービスをに誰よりも詳しくなってみて欲しい。


そういうのが評価されない職場に勤務している?


結構ではないか。

どうせこれは練習なのだから。




実際問題。

業務・業界に異常に詳しい人間は職場で尊重される。

(そうでない職場は現在進行形で淘汰されている)


尊重されれば自己肯定感が上がり、顔つきが良くなる。

要は魅力パラメーターが向上する。

(逆に貶められている人間の魅力パラメーターがどれだけ下がっているかは、周囲を観察すれば一目瞭然である。)

そして貴方の人生は楽しい方向へ一歩進むのである。



その証拠はラノベで散々読んできたはずである。

大抵、主人公は妙に博識であり、それを利用して商売で成功したり周囲の信頼を勝ち取っているだろう?

業務に詳しい人間はそれだけで価値があるし、一番詳しい人間は嫌でも頭角を現すのだ。

貴方が職場で最も有能だと感じる人間に、業界の話を聞いてみよう。

大抵かなり詳しい筈である。


もしも貴方の方が彼よりも遥かに事情に精通しているのに、相手が評価されていたら?

それこそがヒントなので、必ず違和感を書き留めておくこと。




一旦、ラノベの話に戻る。

現代社会で異世界ラノベがもてはやされるのは、アレが優位性を追体験するする為の麻薬だからである。

他者より強い、他者より豊か、他者よりモテる。

男向けも女向けも大した違いは無い。

要は人間はみな羨望されたいのだ。

私や貴方の様に誰かを羨み続けてきた、弱い人間は殊更そうである。



まずは、どんな形でも良いから優位性を確保しよう。

それが、貴方が嫌嫌ラノベを読まずに済むようになる唯一の方法である。



私は「専門知識を持つ」事が貴方にとっての最適解だと仮説立てている。

何故なら、鬱憤晴らしの手段を酒でも暴力でも暴走行為でも博打でもなくテキストに求めている時点で、貴方には彼らに対して知的優位性があるからである。


馬鹿は文章が読めない。

いや、例え読者を甘やかす目的で執筆された文章を読まされても、それを楽しいと感じとる事が出来ない。


この文章を読んでいる時点で、貴方の知的傾向は証明されている。

保証しよう。

貴方は半分より上だ。

人類の上位25%に食い込める程度の知性はある。

(それが必ずしも誉め言葉では無い事は重々承知だが。)


なので、逆算的に専門知識を身に着けることは出来る。

それ位の知性が無ければ、こんなサイトを楽しめる訳がないのだ。



さて、専門知識はカッコよくて女受けして儲かるものであるべきである。

その方が貴方の得になるだろう?

要は関連書籍を読んでいる姿を見られた時に、尊敬されるか軽蔑されるかの話である。


少なくとも私は、プリキュア大辞典を読んでいる者よりも金融工学の論文を読んでいる者を重用する。

世間も恐らくはそうだ。


このフレーズを見て貴方は笑うかも知れないが、スマホでなろう小説を見ている貴方を世間はそんな風に評している。

残念ながら事実だ。




繰り返す。

カッコよくて女受けして儲かる分野に誰よりも詳しくなるべきだ。

毎日飽きもせずなろう小説を読んできた貴方になら出来る。

良くも悪くもそれは才能だ。

なろう小説の執筆まで手掛けていたのならば、それは祝福すべき事である。

貴方には専門知識をテキストに纏める素養が備わっているのだ。



なろうを読んでも書いても大して褒められない。

だってそうだろう?

ananの抱かれたい男ランキングにラノベ作者がランクインした事があるか?

ないじゃないか!



「わー、この人ラノベ書いてるんだ、素敵♪」



なんて言う女は今のところ見た事がない。

(万が一存在したら本人の為にも意識修正を呼び掛けるつもりだ)




ただ、何度も繰り返すが業界・業務に詳しい人間は一目置かれる。

好意を抱かれなかったとしても、バランスを取るために敬意を抱かれる。



なので、まずは専門知識、それもかなりのレベルの専門知識を身に着けて欲しい。

対象は、貴方が社会人であれば業務内容・業界事情を知り尽くすべきであるし、貴方が学生ならこんな文章読んでる暇があったら勉強しろ。



次いで、女受けの良い分野・儲かる分野である。

これに関しては、詳しくなって損をする未来が見えない。



例えば、貴方が株式取引について世界一詳しくなったら、もうその時点で喰いっぱぐれはないだろう。

その時点で勝ち組である。



現にラノベ主人公は、そういう奴多いじゃないか。

彼らは知識の優位性を活かして成功や敬意を勝ち取っているだろう?

もうアレが答えなのだ。



言っておくが、ラノベを何万冊読んでも優位性は確保出来ない。

ラノベ読者と言う市場マーケットは存在しないからである。

プリキュアやらガンダムを100万時間試聴した所でもリターンはない。

消費と勉強は別物だからである。




貴方にはナードの才能がある。

下らないと失望するかも知れないが、その才が無い奴にはとことん無いのだ。

貴方はまだある部類だ。

だってその証拠に現実逃避の手段としてテキストを選んだじゃないか。


貴方はアル中でも薬中でも通り魔でも強姦魔でもギャンブル狂でもなく、消去法だったとしてもラノベオタクになる事を自らの意思で選択したのだ。


それが貴方の才能である。

貴方は専門知識を獲得する事が可能だ。



書を捨てよ、そしてもっと得になる書を読め。

・保有できそうな専門分野をリストアップする。

・今までの学歴・職歴を振り返り、アドバンテージを持つ分野をリストアップする。

・身近な場所にいる専門家の生計・人生設計を本人の口から聞く




==============================




補足。

専門知識を身に着けることのメリットを挙げておく。




01,キャリアの成長と進歩: 専門知識を持っていると、職場での競争力・発言力が向上する。

これは昇進や昇給の機会を増やし、キャリアの発展につながる。


「こんな下らない職場で評価されても仕方ないよ!」

との声もよく聞くが、その下らない職場を脱出する為にも業界には詳しくなっておくこと。


大抵の成功者は、ファーストキャリアの隣接分野で成功を収めている。

無論、最初の職場で真面目に勉強したからこそ、自分にとって有利な隣接分野に辿り着けたのである。







02,専門家としての信頼性: 専門知識を持っていると、他の人々から信頼される専門家として認識されることがある。

これは仕事やビジネスにおいて信頼性を高め、仕事の機会を創出する。



仮に貴方が現在の業界・業務を嫌っており、脱出を考えていたとしても。

脱出先の相手は貴方の能力・人格を現職に取り組む姿勢で判断する。


貴方だってそうだろう?

モテないな元ホストや喧嘩の弱い元自衛官を信用するか?


現職の知識に優る信頼の担保は存在しないのである。







03,問題解決能力の向上: 専門知識は問題解決能力を向上させる。

専門的な知識を持っていると、複雑な問題に対処し、解決策を見つけるのがより容易になる。



仕事を成功させたことの無いものは、他の何をやらせても上手く行かない。

当然である。

人間は未体験の事柄をこなせるように出来ていないからだ。

成功を体験した事のない者は成功できない。


職務知識に熟達していれば、職務を円滑に遂行(すなわち成功)出来る可能性が上がる。


「同僚より上手くこなせた」


↑ この体験が何より必要なのだ!


どんなに下らなくても良いので、ささやかな成功体験を増やし続けて欲しい。






04,創造性と革新性: 専門知識を持つことで、新しいアイデアや革新的なアプローチを開発する能力が高まる。

これは新製品やサービスの開発につながる。



独立して一国一城の主になるタイプがこれ。

逆に知識面で弱い者は未来永劫に業界内情弱として搾取され続ける。


新製品を生み出す者は、往々にして誰よりも旧製品を知悉している。







05,自己満足感: 新しいスキルや知識を習得することは、充実感や満足感をもたらす。

自己成長を実感できることが、幸福感につながります。



人類の歴史はナード化の歴史である。

なので新知識の取得に快感を覚える習性が遺伝子レベルで備わっている。

(それがない血脈は石器時代あたりに淘汰され終わっている)


貴方が楽しい楽しいラノベを読めば読むほど不安になるのは、それが知識でも何でもなく現実逃避の為のバグだと脳が認識しているからである。

ジャンクフードを食べ続けたら吹き出物が出る位に自明の理である。


なので、貴方の本能が喜ぶ知識を身に着けて欲しい。





06,コミュニケーション能力の向上: 専門知識を持っていることは、同じ分野で働く他の人々とのコミュニケーションを円滑にするのに役立つ。

共通の専門用語や理解がコミュニケーションを助ける。




貴方だって、職場の先輩が業務について何も知らなかったら呆れるだろう?

そういう事である。

人間は自分のジャンルに詳しい者に敬意を抱き、疎い物を蔑視するように出来ているのである。

(そうでなければ社会を維持できない。)



a,熟達していれば、職場・業界で尊敬される。

b,そのコミュニティで尊敬されている者は、他業種の者からも一目置かれる。

c,他業種の人間が好意的に接してくれるから、外の世界を知る機会が増える。



これが専門知識を起点にしたコミュニケーションのステップである。





07,個人的な達成感: 専門知識を習得するプロセスは、個人的な達成感をもたらす。

新しいスキルや知識を獲得することは、自信を高め、自己評価を向上させることがある。




要は自己評価である。

昔から「男は手に職をつけろ」と言われているが、これは単に生計の話ではない。

自己評価・自己認識の話なのである。


その者が職場でどんな扱いを受けているかは、自己紹介をさせれば一発でわかる。

厚遇されているか冷遇されているか、意識していれば貴方でも即座に見抜ける。


専門知識を適切に身に着けていない者は、その程度の扱いしかされていないし、その職場評価は無意識のうちに本人の風貌に反映されている。


気付かれていないと信じているのは本人だけである。





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便宜上、勤め人から見た「専門知識」を語らせて頂いた。

事業者も骨子は大体同様である。




いずれにせよ。

専門知識は個人と組織の両方にとって非常に価値のある資産であり、努力と学習に値するものである。

まずはラノベの置き換えから始めてみて欲しい。

無論、最初に閉じるのは私の著書であるべきだ。




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