変わらないものと変わったもの
第一章はこれにて完結です。
ここまでお読みいただいてありがとうございました。
皆様のブックマークと評価、誠にありがとうございます。
おかげさまで頑張ることが出来ました。
感想をくださった方も、ありがとうございました。
これからも投稿していきたいと思います。
――こうして、俺を取り巻く騒動は終結した。
自然に宿る魔力によって魔法を使う術を身につけて変わったはずの俺だが、自然に宿る魔力というのは場所によって変わるもので、学校では結局そこまで大きい魔法を使うことは出来なかった。
それに、この魔法が今までにない技術である以上、あまり見せびらかすような真似をするわけにもいかず、これまでと変わらないことになってしまっている。
しかし、完全に元通りになったわけではない。
『岩院ユウタは強い』と思い込まされた人の記憶が戻るわけではないし、俺が裏生徒会に加入しているという事実もそのままだ。
それに、リージアのマホロに対する態度は大きく変わった。
普段の雰囲気は、以前と変わらず”氷の女王”といった感じだが、未だにマホロに会うと……
「マホロ様……! ごめんなさい、敗者である私なんかがお目汚しを……」
と、こんな感じだ。
身体の傷は消えても、心に刻まれた恐怖は消えないようで、マホロの前だといつものクールさを微塵も感じさせない卑屈な性格となってしまう。
マホロもそれを見ていつも「普段どおりで大丈夫だ」と言うのだが、改善には至っていない。
それだけのことをマホロがした……ということだろう。
一方のマホロはというと、あんなことがあったにも関わらず以前と全く変わっていないから驚きだ。
俺が知らなかっただけで、元々マホロにあんな一面があっただけなのだろう。
正直、マホロの変化よりも俺の心の変化のほうが大きいかもしれない。
今までは無能な俺とマホロでは釣り合わないと思っていたが、俺の強さは魔法の強さではないと、マホロが言ってくれた。
その一言で、俺は自信を取り戻したような気がする。
無能として生活した10年という時間が戻ることはないが、マホロが居てくれさえすれば、そんなものはささいなことだと感じられた。
これからも大変なことはあるだろうが、マホロとともに乗り越えていける。
そして、俺がマホロを守り抜く。
10年前と今、2つの同じ決意を胸に、俺は新たな日々を歩むのだった。
『岩院ユウタは既に攻撃されている』
第一章 <久遠の隔たり無限の記憶 編> 完
作者である自分は、今まで数々の世界を救ってきた勇者です。
当然、【評価ptの数だけ戦闘力が上がる】チート能力を保持しています。
というわけで、広告の下にある☆☆☆☆☆より評価をしておいてください。
約束ですよ。
第二章更新まで数日だけ頂きます。
ここまで2週間ほどで一気に執筆したので、プロットを考える時間をください。




