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2ー41 縁の魔王と契りし者

 何もない白い空間――

 いつもの夢の中で、俺は横たわっていた。否、正しくはりぃんちゃんに押し倒されていた。

 りぃんちゃん、何気に凄い格好をしている。白のマイクロビキニ、しかも見えちゃいけないとこしか隠していない位の布面積が皆無のやつ。しかも汗ばんでおり、半ば透けている。胸の桜色のぽっちも浮き出ていて目のやり場に困る。

 りぃんちゃんの息が荒い。息がかかるくらいに顔が近付く。その吐息は熱く、そして甘い匂いがした。

 りぃんちゃんと情熱的なキスをする。唇を重ねるだけではない、舌を絡ませ、俺の口の中――歯や歯茎を舐め回す。


 なんというか、えらく積極的だな。


 それに下腹部は何か温かいものに包まれているようで、凄く気持ちが良い。正に夢心地というやつだ。


 夢の中なのに夢心地というのも変だけど。


「譲れない。これだけは、誰にも譲れない。例えあの娘でも。ん、ちゅ……」


 りぃんちゃんは頬を紅潮させ、瞳を潤ませながらそう言うと、俺と肌を重ね合いながらまたキスをする。

 ああ、何も考えられない。俺はりぃんちゃんに身を委ねる。

 あまりの心地好さに、夢の中だというのに、そのまま眠るかのように俺は意識を手放した。



 ☆★☆★☆★



「おはよう、お兄ちゃん」


「オハヨウ、御主人」


 目が覚めると、アンナちゃんとオキュペテーが俺に馬乗りしてた。しかもアンナちゃんは腰部に。そしてアンナちゃんを抱き抱えるようにオキュペテーも。絵面によっては色々とアウトな感じだ。もっと分かりやすく言えば騎じょ……ゲフンゲフン。


「……おはよう。なあ、アンナ、それとオキュペテー」


「なぁに?」「ン?」


 二人(一人と一羽?)は首を傾げる。ああもう、いちいち仕草が可愛いな。


「降りてくれない? その……色々と、当たって、まずい」


 何が色々と当たっているのかは敢えて語らないでおく。兎に角第三者に見られるとまずくてヤバい。

 兎も角、二人は「はーい!」と元気よく返事をすると、俺から降りてくれた。


 アンナちゃんの精神世界から帰還して三日経った。

 帰還後、精神世界でのダメージから歩くのがやっとで立っているだけでもかなりしんどかった。

 クロマリア曰く、精神世界でのダメージは身体には出ないものの、影響は出るそうだ。ただ、一種の疲労みたいなものだから一日もすれば倦怠感も治まるとは言っていたが……


 三日かかったやん。普通に歩くのもきつくて暫くベッドの住人だったよ。アンナちゃんに馬乗りされても何も出来ないくらいに。


 因みに精神世界でヒールかけてみたが全くの無意味だった。というかステータスで確認すると状態が重症(精神)となっていた。なんでも、精神世界でのダメージを治すには精神魔法の『マインドヒール』をかける必要があるのだが、俺は使えないし、そもそも自分にかけることは出来ない。クロマリアは使えるのだが、なるべく肌を密着させる方がより効率が上がり、粘膜接触で更に効果が高いとか言われたので、流石にそれは、と辞退した。


 さて、アンナちゃん……アンナの事だが、あれから見事トラウマを克服し、今ではより過度なスキンシップをとるようになってしまった。俺に馬乗りするのが正にそれだ。あと、


「妹扱いするならちゃん付けしないで」


 とも言われた。年下の女の子なんだし別にちゃん付けしてもいいような気もするが、そんな他人の子みたいにされるのは嫌だとかどうとか。それと子供扱いされたくないらしい。

 そんな気は毛頭無かったのだが、アンナはそう思わなかったようで、今では呼び捨てにしている。


 まだ少し慣れないけど。


 それにしても、頗る体調が良い。やけに力が漲るというか身体の奥底から力が溢れてくるみたいな。

 改めてステータスを確認する。

 

名前:相馬孝太郎

種族:人間

性別:男

年齢:16

HP:730/730

MP:195/195

状態:気力充実

祝福:言語理解 苦痛耐性 精神耐性 魔法適正 アイテムストレージ 初期消費アイテム所持無限 技能習得率成長率上昇(極大) ナビゲートシステム 敵意感知 毒物無効

技能:剣術Lv3 盾Lv2 銃器Lv4 体術Lv3 気配察知Lv3 隠密Lv2 属性魔法Lv4 白魔法Lv2 契約魔法Lv4 精神魔法Lv1 応急手当Lv1 フィナレアス西方言語Lv2

称号:転移者 B級冒険者 悪魔殺し 縁の魔王と契りし者

従魔:オキュペテー(ハーピークィーン)


 HPとMPが若干増えており、銃器のLvが上がっている。あと、新しく従魔の項目が増えている。だがそれ以上に気になるのが二つ。

 状態の気力充実、これが俺の今の高揚感の原因だろう。何が原因でこうなったのか……

 そして称号。


 何だよ『縁の魔王と契りし者』て!? 詳細を見てみると、

  

・縁の魔王と契りし者

 縁の魔王と契りを結んだ者に送られる称号。この称号と縁のある者の好感度、友好度が判る。

 0以下:憎悪。嫌悪。

 1~10:興味無し。無関心。

 11~30:そこそこ親しい。顔見知り程度。

 31~50:友人。親しい間柄。

 51~70:親友。異性として好き。

 71~90:大親友。大好き! キスぐらいしてもいいよね!

 91~100:心の友。この身を捧げてもいい、てか結婚したい!


 ギャルゲーか!? しかも好感度の説明が頭悪い。

 兎も角、今ここにいる二人の好感度を調べてみよう。


・アンナ:好感度52

・オキュペテー:好感度:65


 オキュペテーは兎も角、アンナよ。これは兄として好きなのか男として好きなのか判断に苦しむのだが。


 ……これはオフにしておこう。ギャルゲーは嫌いじゃないけど、これは些か主旨が違うような気がする。「えぇ~!? 女の子と仲良くなるのに便利だよ」とりぃんちゃんの声が聞こえたような気がするが、うん、きっと気のせいだ。

 それはそうと縁の魔王? これってりぃんちゃんの事だろうか? 何しろ自分で魔王と言ってたし。

 それと契りを結んだて……まさかあの夢の中での出来事は、りぃんちゃんとやっちゃった? ひょっとしてこの力の漲る感じもこれが原因?


『きゃっ、恥ずかしい』


 と顔を紅潮させ、両手で顔を隠し、いやんいやんと腰を振るりぃんちゃんの幻覚(幻聴)見えた(聞こえた)……


 うん、まあ、なんだ。


 何で気を失った俺!!




 



 

お読みいただきありがとうございます。

面白いと思ったら評価やブクマ、感想等をしてくれると嬉しいです。レビューとかしてくれたら狂喜乱舞します。


因みに、ユリシカにいないイスカの好感度:-50

一方でユフィは96、ポーリーは91、りぃんは100w

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