01 試験を受けられずに死んだらガキがいた
初投稿です。
温かい目で見守ってください。
今日は2月11日の受験日である。
···しかし愚かにも寝坊をし今走っている。
「ち、遅刻する!」
15歳、彼氏いない歴=年齢のただの女子中学生である。
···そのただの女子中学生が、今車より速いスピードで走っている。
比喩はない。
また、車が遅く走っているわけでもない。
いたって普通に走っている。
そして、信号を無視してわたろうとする。
いや、した。
すると
「は?なにこれ」
体が急に動かなくなったのだ。
そして右にはトラック。
普通なら、止まってくれそうなものだが···
「あれ、絶対居眠り運転だわ」
そして、その居眠り運転トラックは、私をひいた。
「いつもなら、ぶん殴って止めるのに···」
それが最後の言葉である。
私は、試験を受けることなく、死んだ。
――おーい?もしもーし。
うん?
――あぁ、やっと起きた。
あれ?
そこは真っ白なな空間だった。
どこまでも白く、色といったら私の目の前で浮いている少年だけだった。
···浮いてる?
――あはははは。おはよう、目覚めはどう?
君は誰?
――うん?僕は神様だよ。
頭の狂ったガキかなにか?
――失礼な!すっごーくえらーい神様だよ。
···そういえば私、しゃべってない。
――そう!心が読めるの。信じた?僕が神様だって。
はいはい。そうだね。で、すっごーく偉い(自称)神様が私になんのよう?
――···信じてないでしょ。
「ここからはしゃべるから心よまないでもらえるかなあ?」
――えっもう喋れるようになっちゃったの?
「は?」
――あぁ、いやなんでもないよ。
「それで?なんのようなのかな?」
――君みたいなやつがどうして死んだと思う?
「···あぁ~なるほどね。うん。――君に殺されたから。」