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白馬の姫君

作者: 夏月七葉
掲載日:2026/01/01

 青い空に色とりどりの花や紙吹雪が舞う。人々の歓声が響くこの景色はとても美しくて、見ているだけで気持ちが高揚する。


 毎年、この王都では新年を迎えた朝には盛大なパレードが行われる。一年を無事に過ごせた感謝と、これからまた一年を平穏に送れるように願いを込める恒例行事だ。

 王都の中央を走る大通りを、いつも以上に着飾った王家の人々が手を振りながら行進する。


 中でも一際目立つのが、最年少の姫君だ。淡い桃色のドレスを身に纏い、鼻筋の通った美しい顔をたおやかに微笑ませる。

 彼女の姿を見ただけで、国民達の声が大きくなる。優しく慈愛のある彼女は国民に人気があり、愛されているのだ。


 そんな彼女が騎乗するのは、純白の愛馬である。

 どうしても姫君が目立って注目されるが、この馬は希少種であり、陽光を反射する毛並みは眩しいほどに輝かしい。円らな瞳は青く澄んで、清らかな空気を纏っていた。

 しなやかな細い足をゆっくりと動かして、穏やかに姫君をお連れする。


 昨年は国の情勢が不安定だった為、愛馬を連れて遠出することは少なかった。しかし、年末には色々と安定してきている。今年はまた、遠乗りに出かける機会も増えるだろうか。

 白馬は大好きな姫君との時間に思いを馳せて、色が躍る空を見上げた。


 賑やかな視界と歓声。

 それ等が合わさったこの空間は、新しい年を迎えた祝福で彩られていた。

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