表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち  作者: テツみン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/71

第三十五話 ボクしか知らない、強さの秘密⑤

 単なる『体当たり』で、『元』であるがS級冒険者を吹っ飛ばしてしまったエリオット。

 マコーミックもそれで満足したようだ。


 ふたたびギルドマスター執務室に戻って、何ごともなかったように三人は座る。


(――実技場の壁にヒビが入るくらいの衝撃だったのに、こうして平然としているなんて――やっぱりS級冒険者ってすごいな……)なんて、考えてしまうのだった。


「まずは、エリオット君の実力を疑って悪かった。ハッキリ言って、想像をはるかに超えていたが、もはや、こちらが気に病むレベルではないことがわかった」


 気に病むレベルではない――?


「その表情だと、言っている意味がわかっていない――という感じだな?」

 マコーミックに言われ、「ええ、まあ……」と正直に応える。


「はあ――まあイイ……正直なところ、エリオット君はこのアウグスト領内で一、二を争う重要人物となっている」

「――えっ?」


 自分が重要人物!?


「な、なんでですか!? ボクはただの掘削士ですよ?」


 やっぱり、わかっていない――と、マコーミックは毛のない頭を()く。


「オマエなあ……貴重な魔鉱石だけでなく、イフリートを討伐したと言って、それらしい魔石も持ち込んできやがる。そして、今度は国宝級のお宝だ。そんな人物が現れたら、注目をしないヤツはいないって……」

「こ、国宝級!?」

「ああ、あんなモノはウィルハース王宮の宝物庫にも有りはしない――とっくに気づいていると思ったのだが……」


 まあ、古代人が製造したモノであれば、そういうこともあるだろう――なんて、考えてはいたが、まさか、あれもそうだったとは――


「一応、エリオット君が持ち込んだ品物については口外しないよう、ギルド職員には伝えてある。しかし、どこで情報が()れるかわからない。それに、イフリートの件はもう知れ渡っている。つまり、大金を所持している非戦闘職が街中を歩いているんだ――そりゃもう、いつどこで狙われても不思議じゃない」


「はあ……」とエリオットは気の抜けた返事をした。


「カネ目当てだけじゃない。イフリート討伐した人物を打ちのめして、自分の名声を高めようと考える輩もいるかもしれない」

「打ちのめすって、ボクは非戦闘職ですよ?」


「オレを吹っ飛ばすようなヤツが、いまさら非戦闘職気取るんじゃねえ」と怒られ、エリオットは「ゴメンナサイ」となぜか(あやま)るのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ