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プリンセスとお菓子な日常  作者: さかなのなかさ
14/26

第14話 滑り台と牛歩戦術

ある休日、ホームセンターのキッズコーナーに立ち寄ったパパとプリンセス。


小さな複合遊具を見つけた瞬間、プリンセスの目が輝く。


「遊びたーい!」


でも、パパとしては昼寝もさせたい時間帯。ここは話し合い、いわゆる“Pサミット”の開催だ。


「じゃあ10回滑ったらおしまいね?」


プリンセスは嬉しそうにうなずいた。

パパも一安心。小さい滑り台だし、10回なんてすぐ終わるはずだった――そう、甘く見ていた。


パパが「あと3回ね」と声をかけると、プリンセスはすかさず交渉。


「4回!」


しかし、最初の約束を崩すわけにはいかない。パパはきっぱり拒否する。

それでもカウントダウンのたびに、交渉、交渉、また交渉。


そして最後の1回。


なぜかプリンセスの動きが、スローモーションに。

滑り台へ続く階段を、一歩一歩、まるで牛歩戦術のようにゆっくり上っていく。


「わざとか!」と心の中でツッコミながら、パパは静かに見守る。


ようやく最後の滑走を終え、「さて、帰ろうか」と声をかけると――


「アイス食べたらね!」


満面の笑みでかわされるパパ。


今日もまた、プリンセスとの交渉は完敗だった。

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