旦那ちゃんと嫁ちゃんのバレンタイン
今日はバレンタインデー。
「もうすぐだね~」
「何が?」
「あれだよ、あれ、バレンタイン」
「ああ、いらんやろ」
「いるっ!」
「いい年して、いるの~」
「いるっ!いるにきまっている!」
「どうしょっかな~」
「いいよ嫁ちゃんがくれなくても、貰えるもん」
「誰に?」
「えっと・・・」
「誰?」
「母さん」
「マザコンがっ!」
「世の男性、全員マザコン也」
「だから、男の代表みたいに言うなっ!」
「しょうがないな~、作ってあげるよ」
「本当っ!」
「ただしっ!」
「なんだい、嫁ちゃん」
「パンツはきなさい」
「ん?」
「ぱ・ん・つ」
「ああ、いつの間に」
「いい加減にしなさい」
「匂うわよ」
「えっ」
「匂う」
「言わないで」
「お〇っこの匂いが」
「この年になると世の男性のほとんどが、ちょっぴりおも〇しすることがあるんだよっ!」
「男の代表みたいに言うな。この初老っ」
「あわわわ」
「それになんなのそれっ」
「はわわわ」
「しまいなさいっ」
「この年になると・・・男ってやつは・・・」
「年のせいにするな、嘘つくな~」
「あわわわわ」
がくり、膝をおとす旦那ちゃん。
湯煎した甘いチョコの香りがする。
チョコの香 ばれんたいんは ビターかな
おあとがよろしいようで。
みなさん、よいバレンタインデーを。
投稿します。