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明日へ  作者: ちゃむ
時計の中
8/60

気まぐれな時間③

朝早く起きるのは慣れた。

朝の6時半からロードワーク、それを週5。

今日も日課を消化していく。

バンテージをカバンに詰め込み家を出る。

向かう先はもちろんジムだ。

ジムの会長からは、そろそろプロテストを受けないか?と声も掛かった。

キックボクシングのプロテストは筆記と実技がある。

たぶん大丈夫だろうと楽観的に考えている。

早くライセンスが欲しい。

形に残る物が欲しかった。

いままではプロテストなど興味は無かったが、最近になってようやく実感が湧いてきたのだ。

格闘技しかないと。

約3年ジムに通っているし自信もあった。

ジムに着きストレッチをしてバンテージを拳に巻いた。

軽くシャドーボクシング、サンドバッグを叩いていると会長から呼ばれた。

「土居。ミットやるからリングあがれ」

サウスポーに構え、ジャブを繰り出す。

ワンツー、フック、ロー、ミドルと手数は増えていった。

今日はコンビネーションを中心に練習していく。

自分の得意ブローは左ストレートからの返しの右フック。

しかしこれだけではダメだ。

様々な引き出しが必要になる場面が必ず来る。

1発、1発を確認しながら、会長とのミット打ちに熱が入っていった。

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