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明日へ  作者: ちゃむ
時計の中
6/60

気まぐれな時間

今日の夜勤は比較的静かに終わった。

早番の勤務が出勤して、朝の申し送りを終えて彼は思った。

大変な日はかなりしんどいが、何も無ければ夜勤は楽なものだ。

夜勤手当も出るし給料面でも文句はない。

職場から家までの帰宅途中に買い物をして、風呂に入り寝る。

趣味といえばひとりカラオケなのだが、最近は行けていない。

今日は夜勤明けで休みだし、久しぶりに行っても良いかなという気分だった。

29歳になってからは初カラオケだ。

一発目に何を歌おうか悩んでいると、主任から一言。

「五十嵐さん。入居者の田中さんが39度で肺雑音もあるの。たぶん誤嚥性肺炎かもだから勤務超過して受診お願いできる?」

夜間帯は本当に大丈夫だった?と言わんばかりに顔が物語っていた。

彼、五十嵐は圧に押されたか即答でOKした。

受診してそのまま入院というパターンもあるので、衣服や薬、オムツなどを用意しに向かった。

こういった受診は珍しくはないが、気が向かない。

仕事が終わったと思っていたのに、まだ仕事がある。

カラオケにも行けるか雲行きが怪しくなってきた。

まあ残業代は支給されるので、仕方ないけど頑張る決意をしながら五十嵐は慣れた手付きで仕事に戻るのであった。

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