表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
明日へ  作者: ちゃむ
幻影の町
12/60

目覚め②

この世界は私がいた世界とは違う。

パラレルワールドと解釈すればいいらしい。

この長身の女は謎だ。

博士、魔術師、やぶ医者、好きに思えと。

……自分でやぶ医者と言うあたり、お茶目な気質なのか。

魔術師というのも馬鹿らしいが、ふざけているのだろう。

何故、私がココに来たのか。

呼び出された理由としては、私の世界で魂と肉体が別になった者を対象としたらしい。

つまり死人。

生きた人を呼ぶと、その人が元いた世界から居なくなる訳だから納得出来た。

死人は都合がいいらしい。

嗚呼……私は死んだのか。

たしか、ビルから飛び降りた様な記憶がある。

どうして自殺などしたのかは思い出せなかった。

右足が義足なのは飛び降りた時に、使い物にならないくらい潰れてしまっていたから拵えたと言っていた。

この女、なかなか腕は良いみたいだ。

他にも傷付いた部位はあったはずなのに、見事に回復しているからだ。

まあ私の事はいい、要約すると今いる世界では怪奇現象なるものが多発しているという。

それを解決する為に呼ばれたという事。

如月がサポートして、私が現場に向かうと。

お前がやれよと言うと

「私はサポート専門なのだ」

の一点張り。

いまはゆっくり休み、事件に備えた。

その日の夕食はビーフシチューだった。

こいつ私の好物まで把握しているのかと考え、ますます変態だなと心底思うのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ