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妖精の四季  作者: 丘白月
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第9話「妖精の薬草」

妖精の四季

第9話「妖精の薬草」



妖精シールは雪を掘り起こし

クコの実を集める


カラスがやって来て

俺にもくれと

後ろをついて来る


小さな手で実を抱え

背より高く積み上がっていく

もう少し もっと たくさん


瓶に詰めて

天の川から引いた水を

呪文と一緒にそそぐ


敦子の窓をノックする

これを飲んでごらん


咳がひどく熱もある敦子は

ゆっくりと飲んだ


この実も食べてごらん

明日には元気になれるよ


赤い顔した敦子の涙がこぼれた


苦かった?


ううん ありがとうシール

嬉しくて ただ嬉しいの

ママみたいだねシールは


こんな雪のなかで

ほんとうにありがとう








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