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妖精の四季  作者: 丘白月
4/9

第4話「妖精の様式」

「あなたはだあれ?」


冬の蝶に問いかける

敦子の赤い頬は

花びらの吐息がコートする


「私が見えるの?

私の声が聞こえるの?」


妖精は敦子に応える


「歌で目が覚めて呼ばれている気がしたの

お友達になってきっと良いお友達になれるわ」


敦子はうなずいて

部屋から外へ手を伸ばして

妖精を手のひらに招いた


妖精は遠い過去から一つの魂を

繰り返し灯しながら今を過ごし

ひと時を子供と過ごして

記憶の中に足跡を残していく


妖精は花を咲かせて

季節は繰り返すと教えてくれる

悲観するすることは無いよと


敦子は温かな手で妖精をそっと抱いた


妖精は敦子の頬に光る涙を抱いた



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