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お疲れ様なあなたへ。

作者: 姫山 朔

 今日も一日お疲れさまでした。


 お仕事頑張ったね。

 勉強も頑張ったね。


 色んな失敗とか、自分に負えない量の仕事とか、本当に本当に大変だったと思います。


 え、それは私の話じゃないかって?

 うん、確かにそうかもしれない。


 私だって、いっぱいいっぱいで、もうやだ!って何度言ったかわからない。

 誰にも私の辛さなんてわからないって、何度自棄になったかわからない。


 だけどね、今でも頑張ってる。

 本当は頑張ってるなんて言いたくない。


 自分で自分を慰めてるみたいで。

 自分が頑張ってるってことに満足してるみたいで。

 頑張ってるって誰かに示したいみたいで。


 自分の頑張りを認めるのが怖い。


 だけど言うの。


 私は頑張ってるよ。

 あなたも頑張ってる。


 ただ、頑張ってるからこそ認められないんだよね。

 わかるよ。


 だからこそ言うね。


 あなたは頑張ってるよ。

 きっと、頑張りすぎるくらい頑張って、心も疲れきってるんだよね。

 自分を認めてあげることもできないくらいに。


 本当に、よくここまで頑張りました。


 鏡を見たら、自分に言ってあげて。

 心の中でもいいからね。


 それから明日仕事がある人もない人も、

 家を出る時一笑顔。

 誰も見てないから大丈夫。


 それは、あなたがあなたに言う、言葉のいらない「良く頑張った」。


 そしてそれはいつか、明日へつながる「これからも頑張ろう」に変わるから。


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― 新着の感想 ―
[一言] 頑張るって言葉は難しいですよね。 職業柄、頑張ってるねって良く使いますが、自分には自分に頑張ってるとは思わないようにしています。  でも、頑張ってるねっていわれたら、きっとわたしもうれしくな…
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