34RGF社の兵士たち(タツヤ)
よく見れば、RGFの兵士たちは、以前と違って重装備で来ている。おそらく防弾チョキ、防刃ベスト、完全なまで防御体制、それに武器はRGF社の高性能自動照準機能付き小銃に加え、バズーカ砲まで持ち出してきている。
「あの、朱音さん?曹長さん??」
とりあえず、霞が前に出て話をしてくれるようだ。
「多分、思い違いをされているのではと思うのですが、先日、私は新しい鉱床の付近を歩いていだけだったのですが、突然、そこの兵士さんたちに襲われまして、こちらの男に人に助けられまして、かくかくしかじかで、、、、、、、」
「うん?」
霞が一応、朱音と言う赤髪の曹長に話をしているが、ちょっと待て。霞がRGFの鉱床を手を付けたのは事実だよな。なんか、事実を歪曲してないかと、と思うんだが、まぁ、見逃すことにしよう。
「な、なんと。それは本当なのでありますか。それは、とんだ失礼をしたのであります。」
一応、RGF社の曹長さんと話はついたようだ。
だが、曹長の後ろにいる兵士たちは納得しそうにない。
「おい、おい、曹長さんよ。こんな奴らの話を信用するんですか?こいつら、うちの鉱床に手をつけた犯罪者ですよ。大悪党ですよ。」
といって、ある兵士たちが曹長の前に出る。そして、手に持っていた小銃をを俺たちに向ける。
「おい、何してるのであるのか。やめるのであります。」
「うるせんだよ!曹長さんよ、現場を知らねえくせによ。俺らはこいつに一度やられているんだ。こいつを殺らないと気が済まねんだよ。あんたは事務所に戻って、お座りOLでもしてな。」
「き、貴様ら、上官に対しての命令違反、隊務違反なのであります。すぐにやめるのであります。」
「あぁ??何が上官だ。ランクが高いだけのくせして。黙ってな!」
バ、バ、バ、バ、バ、バ、バン
なんと隊員の一人が俺たちに向けて、小銃を撃ったのだ。
まぁ、銃身の方向見れば、どこに命中するかなどをすぐにわかる。回避は簡単だ。
「ちっ、こいつ、銃弾をよけやがった。」
「おい、複数人でやるぞ。」
バ、バ、バ、バ、バ、バ、バン
RGF社の兵士は、複数人で俺を狙い撃ちにするも、この程度慣れている。
こんな場面、なんども転生した中で、何度も経験している。
避けることなど造作もない。
気づけば、周囲には野次馬たちが集まり始めている。
ドン!
「えっ、ち、ちょっと。」
俺は、霞を背中を押して周囲の野次馬たちの中へと紛れ込ませた。さすがに、一般人にまでは手を出さないだろう。そのほうが安全だ。
それと同時に肩の上に乗っているアリエルも霞に投げ渡す。
「毎回、毎回、この可憐なあたしを雑に扱うな、です。」
そして、そうしているうちに気づけば、銃声のせいで周囲の野次馬たちはさらに集まり、俺たちを取り囲むように輪になって、多くのギャラリーが出来ていた。
「おい、RGF!それでもBランクのやつもいるんだろ。銃なんか使わずに魔術でやれ。」
「Dランク、頑張れよ。今、オッズは100倍ぐらいなんだからよ。」
「そんなDランクごとき、瞬殺だろ!やっちまえよ。こっちは全財産つぎ込んだぞ!」
「おい、RGFの赤髪の女、お前も混ざれ!」
RGF社の民兵たちのランクはCとB、しかも複数人、それに対するはDランクのタツヤは1人。
周囲のギャラリーたちは、野次を飛ばし、誰が始めたのか、どちらが勝つかで博打が始まっている。どうでもいいことではあるのだが、まぁ、見ての通りで、タツヤのオッズが大高騰だ。
「タツヤ―、頑張ってー。あたしは、タツヤに賭けておくからね。」
と、霞はすでにギャラリーに混ざり、博打に参加している。。。って、おいっ。
「ま、待つであります。隊務違反なのであります!」
と、赤髪のRGFの曹長さんは叫ぶも、周囲にギャラリーの野次に阻まれて、声は届かない、それどころか、集まったギャラリーに阻まれて、輪の中心から追い出されてしまうのだ。




