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アマラ深界(第4カルパ・冥府の回廊)

 第4カルパに着いたら早速

 『12mの永遠』へ。

 今度はカグツチが2/8か6/8の時に入る。

 すると画面右上に

 『冥府の回廊』と表示された場所に着いた。

 その先のT字路に、

 手でお腹をおさえているマネカタがいる。


マネカタ

「ここは、恐ろしい魂の牢獄…

 迷い込んだら二度と出れない所なんだ。

 出口を見つけたら教えてね。」


 正面と右に分岐しているが、

 まずは右側の扉を開けて進んでいく。

 この回廊は、多くの一方通行の扉で

 構成されているので、進んだら戻れない。

 しかも、この回廊ではオートマップが

 使えないから要注意だ。

 攻略サイトでマップを確認してほしい。

 ただ、目印となる思念体がいる。


思念体

「鈴の音は魂を呼び肉体に宿らせる…

 以前一人だけ、この迷宮から

 脱出したヤツが言ってた言葉さ。

 アイツ今ごろ何してるかなぁ?」


 この思念体のいる所から

 左側の扉を開ける。

 あとは真っ直ぐ進んでいけばいい。

 十字路の中心に思念体がいる所が

 3回ある。

 最初は思念体カップル。


思念体 男

「見てごらん、また愚かな悪魔が

 迷い込んでるよ。

 彼は出口を見つけられると思うかい?」


思念体 女

「どうかしら?

 出口が見つからないで、

 泣いているんじゃないかしら。

 クスクス…」


思念体 男

「バカだなぁ、おまえは。

 迷ってるから帰れないんだよ、あの悪魔は。」


思念体 女

「あ、そっか…

 …悪魔さん一人で迷子なんだ、

 …何だか、かわいそうね。

 …あのね、おうちに帰りたいなら

 北へ進みなさい。

 きっと出口があるはずよ。」


 最初小馬鹿にした様な長めの台詞だが、

 『北へ進みなさい。』

 という台詞は本当の事。

 その通りに北の扉を開けて北に進めば良い。

 今度は子供の思念体。


思念体

「お、惜しいね、チミ。

 もうすぐ出口が見つかるはずだよ。

 東か…西か…北か…南か…

 まぁ、頑張って捜すんだね。

 ボクはもう知ってるんだけど。」


 ここの十字路も迷わず北を選択。

 すると正面にワープゾーンが見える

 十字路に着く。

 ここに3つ目の思念体。


思念体

「危ない、近付くなっ!

 …なんてな。

 これってやっぱ出口だと思うか?

 以前、この牢獄から後生の土鈴という

 お宝を盗んだヤツが出て行ったんだ。

 その後生の土鈴ってのは、魂を肉体に

 転生させる力があるっていってな。

 それがホントなら今頃アイツ、

 墓場で生き返ってんのかなぁ…」


 墓場…

 今まで歩いてきた場所で墓場といえば、

 ゾウシガヤ霊園しかない。

 通過点みたいな場所へ行ってみろと

 いうことか。


 目の前のワープゾーンで

 12mの永遠の先に出ると、

 またワープゾーンを使って

 12mの永遠の手前に戻って来た。


 一旦アマラ深界入口まで戻り、

 ターミナルでイケブクロに転送する。


 久しぶりにイケブクロの2Dフィールドへ。

 途中にいる思念体に声を掛けてみるが、

 台詞に変化は無かった。

 ゾウシガヤ霊園に入ってみる。

 目の前の思念体に声を掛けてみた。


思念体

「…

 …そこにおったマネカタがおっ死んだよ。

 人間になった途端に…な。

 ボルテクスじゃ人間は生きられんのじゃ…」


 台詞が変化していた。

 そしてその先には、

 人が倒れたと見られる後が…

 人型の染みがある。

 手の部分に何かあったので取り出す。


 隼人は、後生の土鈴を手に入れた。


 ターミナルに戻り、

 再度アマラ深界、冥府の回廊へ。

 出口が分かったので、マネカタに

 声を掛けてみるが、台詞に変化は無かった。

 (隼人は出口教える気が無いのか?)


 とりあえず左(東)側の扉を開け、

 ひたすら東に突き進んでいく。


 魔人レッドライダーがLV56に。

 ショックウェーブ既にあるので、

 習得スキルは特に無い。


☆魔 人:レッドライダーLV55/HP438/MP240

      =天使ソロネ×龍王ユルング

      ×御霊ニギミタマ

 相 性:電撃・衝撃・破魔・呪殺・

     バッドステータス攻撃無効

 能力値:力23/魔26/体18/速15/運15

 スキル:テラーソード/プロミネンス

     絶対零度/氷結高揚/真空刃

     ショックウェーブ/電撃高揚

     破魔の雷光


 攻撃魔法が充実しているので、

 弱点を突きやすく戦闘は楽だ。

 冥府の回廊での戦闘は、特筆すべき点は

 無いと思う。

 出現頻度も低めに感じるし。


 東を突き進んだ先にある小部屋に、

 若い男の思念体がいる。

 他の思念体と違って顔立ちがはっきりして

 おり、声がしっかりと入っていた。


思念体

「…なんだ、おまえ?

 変わった悪魔だな、少し聞いていいか?

 自分の心の赴くままに他人を殺す、

 これっていけない事だと思うか?」


隼人

「はい。」


 何を聞いているんだ。

 元大量殺人鬼か?


 すると、思念体の表示が拡大され、

 顔がよりはっきりと見えた。


思念体

「そうかいそうかい、

 まるで人間みたいな答えだな。」


 思念体は手にナイフを取り、

 ナイフの先を舌で舐める。


思念体

「けど覚えときな。

 人間のほうが、案外悪魔より

 残酷なのかもしれんぜ…くくくっ…」


 手を降ろし、また隼人に向き直る。


思念体

「俺は、自分自身が受けた痛みを、

 常に他者に発して生きてきた…

 それを悪いと感じた事もないし、

 後悔もしていない。

 だが…な、あの娘に出会った時、

 つい言っちまった。

 ホントはみんな、優しいんだ、

 …ってな。

 なんであんな事を言ったんだか。

 もしかしたら、ホントは俺も、

 人の温もりや優しさに憧れてたのかもしれん…

 もし、もし人生やり直せるのなら、

 俺は…誰からも好かれる人間として

 生きてみたかった…」


 また、手にナイフを取り、

 ナイフの先を舌で舐める。


思念体

「チッ…何いってんだか、俺は。

 悩み惑うなんて、ガラじゃねぇぜ。」


 また手を降ろし、また隼人に向き直る。


思念体

「…おまえ、不思議な悪魔だな。

 なんでこんな事語ってるんだろう、俺は。

 もしかして、おまえなら俺の迷う心を

 導いてくれるのか?」


隼人

「はい。」


 隼人は、後生の土鈴を使った。

 清らかな音が響き渡る…


思念体

「…これで…ここともお別れだ…

 …何かが…見える…

 …そうか…俺の…偽物の魂は…

 …悪魔の集う館に…流れ行くか…

 …」


 目の前の思念体は消えていった…


 部屋を出たら、今度は北へ進んで振り出しへ。


 妖精ティターニアがLV63に。

 特に何も無し。


 振り出しに戻ったら、

 今度はひたすら北へ進む。

 途中にいる思念体には後で声掛けするとして、

 更に北へ。

 行き着いたT字路の左側にある扉を開けると、

 背広を着た思念体に出会う。

 こちらも声が入っていた。


思念体

「来る日も来る日も、額に汗して働く…

 それが人間のあるべき姿だ。

 私はそうして、社会に貢献してきたのだ。

 会社は大きくなり、

 人々にかしずかれる存在となった。

 私の人生は、果たして成功だと思うかね?」


隼人

「はい。」


 倒産したわけでないなら、

 成功と言っていいんじゃないか?


 すると、この思念体も表示が拡大し、

 表情が見て取れるようになった。

 結構な苦労人に見える。


思念体

「…そうだろう。

 みな私の幸福を妬んだものだ。

 …あの事件が起こるまでは。」


 思念体は天を仰いだ。


思念体

「あの忌まわしき事件。

 私は初めて、殺意というものを覚えたのだ。

 強い負の感情…あの少年に対する怒り…

 今も私は思うんだ、この怒りをもって

 全てのものに復讐をしてやりたいとな。」


 吠えるだけ吠え、元の表情に戻る。


思念体

「…もっとも、社会に縛られた私に

 そんなことをする度胸は無かったがな。

 …どれだけ時間が過ぎても、

 己の中にある怒りは消え去らない。

 私は、私自身のためにも、

 あの少年に復讐しなければならなかったのだ。

 キミからは、ただの悪魔ではない力を感じる。

 どうだろう?

 私のさ迷う心を、導いてくれないかね?」


隼人

「はい。」


 隼人は、後生の土鈴を使った。

 清らかな音が響き渡る…


思念体

「おお…おおお…

 これは…見える…

 我が黒き魂は…形を成し…

 ここは…悪魔の集いし館か…

 …」


 目の前の思念体は消えていった…


 冥府の回廊での探索はこれで終わり。

 あとは戻るだけなのだが、

 扉が一方通行なので振り出しに戻るしかない。

 部屋を出たらひたすら東へ進み、

 行き着いたら左へ曲がって振り出しへ。


 戻る前に、まだ声を掛けていなかった

 思念体の元へ行く。


思念体

「ここは一度捕まれば二度と出られない、

 恐ろしい牢獄だ。

 オマエも、迷い込んだ以上、

 逃げられるとは思うなよ。

 そういうオレも、捕まっているんだが…」


 警官風の思念体だから台詞に圧を感じるが、

 オチも用意されていた…

 ここからなら出口は近いよ。


 このT字路から東へ進む。

 目の前の十字路には太ったマネカタ。


マネカタ

「アナタはもう出会いましたか?

 この迷宮のどこかに、強い力を持った

 魂を捕まえてあるそうですよ。

 彼らとは、どこかで会った事が

 ある気がするのですが…」


 そりゃそうだろうね…って、

 入口のマネカタもだけど、

 なんでこんなところにいるの?


 ここの十字路も東に進めば、

 出口のワープゾーンに辿り着く。

 …恐ろしい牢獄か?

 しらみ潰しに歩けば簡単に出口が分かる

 と思うのだが。


 とりあえずセーブしたいので、

 アマラ深界入口まで戻る。

 そして、覗き穴を覗いた。


 今度は緞帳は上がらず、

 緞帳の手前に喪服の淑女が立っている。


喪服の淑女

「…どうしたの、隼人くん。

 我が主は、今、

 奥でお休みなさってるわ。

 …隼人君、

 珍しいものを手に入れたみたいね。

 それは、後生の土鈴といって、

 さ迷える霊を転生させる力を持ってる物。

 アマラ深界に隠しておいたはずだけど…

 転生を夢見たマネカタが、

 奪って逃げたようね。

 …そういえば、君は知ってるの?

 マネカタという存在が、

 どうやって産まれたのか?

 あれは、人の心が生み出した感情の欠片…

 その感情が体を得、動き出したものよ…


 受胎が起きた時、

 あの地にいた人間はみな浄化されたわ。

 世界が新しい段階に進むため、

 それは必要だった事…

 けれど、人は死しても魂は残った。

 また同じように…人の感情も。

 弱い感情は生まれてすぐ消えるけど…

 強い力を持った感情は世界に留まるわ。

 その感情は、エネルギーとして

 自らを受け入れる場所へと向かい…

 命へ最も近い物質…

 そう、土の中へと宿り、

 次々に形を成していったわ。

 それは、元の人間が望んだ別の自分の姿であり

 最も見たくない自分の姿でもあるのよ…

 人の感情は泥に宿り、マネカタとして

 新たな世界の住人となったわ。

 人のように何かを生むことは許されず、

 新しい世界へ進むことは

 できない定めだけれど…

 そんなマネカタの中には、

 まれに強い力を持った者も存在したわ。


 その後生の土鈴を使い、

 そういった者を転生させれば…

 それは仮初めの連れ合いかもしれないけど、

 己の仲魔とすれば、君のこれからの旅も、

 楽になるかもしれないわ。

 もし心当たりがあるなら…

 試してみるといいわ。


 …そろそろ地上に戻りなさい、

 隼人君。

 あなたにはまだ…

 やらないといけない事があるのだから…」


 彼らの、邪教の館での合体制限が

 解除された事を指している。

 …後で片方は創るかも、たぶん。


 さて、一段落したのでセーブ。

 第4カルパ残りの探索は、

 冥府の宝物庫のみだ。

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― 新着の感想 ―
ボルテクスじゃ人間は生きられんのじゃ… > じゃあ、受胎直後に顔を合わせた勇とか千晶とか氷川とか先生とか、すでに人外だったんだろうか? 今は立派な人外だけど。
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