ヨヨギ公園(東側公園広場)
公園に入るとすぐ妖精ハイピクシーがいる。
悪魔(妖精ハイピクシー)
「たいへん、たいへん!
みんなオカしくなっちゃった!」
広場にはカップルの思念体。
右の思念体
「この先の通信塔建設現場に、柄の悪いマネカタが入り込んだよ。
ソイツ、カギを掛けちゃったようで、締め出された妖精たちが
アタフタしているよ。」
奥の工事現場の壁には、寄りかかって座り込んでいる妖精トロール。
悪魔(妖精トロール)
「まいった…
サカハギとか言うヤツ、仲間をすっかり狂わせて、あっさり
奥に行っちまったぞ…」
妖精トロールの脇にある扉はロックされていた。
というか、この小さい扉を使って妖精トロールが中に入るなんて、
どう見てもどう頑張っても無理でしょ。
元々入れないんじゃ…?
とりあえず右側に行ってみる。
宝箱から魔石3個入手。
傍には妖精ピクシー。
悪魔(妖精ピクシー)
「なんなのサカハギってヤツ!
南側の小部屋にいる人間もグルなわけ!?」
南…反対側の方か。
とりあえずターミナルがあるのでセーブ。
それから南側に行ってみる。
人間…消去法から言えば、千晶か祐子先生のどちらかだ。
南側の小部屋に入ってみると、いたのは祐子先生だった。
奥のソファーに座っている。
祐子
「久しぶり。
やっぱり来たわね。
君も、ここに起こっている異変の話を聞いて来たんでしょ?
ここにもまた、世界を変えそうな力があるものね…
…助けてもらったあと、突然消えたりして、ごめんなさい。
だけど、あれは私の神がしたことで、どうしようもなかったの…
…オベリスクで氷川に使われて、私は随分、力を失ってしまったわ。
でも、君が助けてくれて、私の神が守ってくれて…
だいぶ良くなってきてるの。
もう氷川が来たって、私を思うとおりにはできないはずよ…
…氷川には、世界を創らせないわ。
彼が創り出すのは、乱れなく時間を紡ぐだけの世界…
いえ、世界とも呼べない、力を無くした空間よ。
世界の生まれ変わりが、そんな姿だなんて許すわけにはいかないわ。
私には世界を創る責任があるわ。
…世界を生まれ変わらせた者として。
このまま、世界を混沌にしておいても、
氷川に世界を創らせてもいけないの。
でも、今の私には…創世のためのコトワリが無いの。
神が降りて、助けてはくれたけど、
まだコトワリを授けてはくれない…
…
ここで起こっている異変のことだけど…
それは、ここにあるヤヒロノヒモロギのせいで起こってるの。
ヤヒロノヒモロギはマガツヒ豊かな霊石で、
持つ者に加護を与えるらしいわ。
その事が知れ渡って、
いろんな者が来ては、奪い合いをしてるの。
…私は、霊石の持つマガツヒより、
そのもう1つの力、神を操れる力が欲しいの。
それがあれば…私の神も、
私にコトワリを授けてくれると思うから。
今ヤヒロノヒモロギは、何者かの手の中にあるわ。
ハッキリとはわからないけど、
何か、とても禍々しい力よ。
そう、今の私にはとても勝てそうにない、強く邪悪な力…
でも、君だったらできると思うの。
霊石のマガツヒの力は君にあげるわ。
でも、霊石自体は私にもらえないかしら?
お願い、ヤヒロノヒモロギを取ってきて。」
隼人
「取ってくる。」
あのアラディアって神には、力を貰った借りがある。
祐子先生の依頼を受けて借りを返すのが筋だろう。
それにしても、祐子先生は分かっていないのか?
コトワリは授けてくれるのを待つんじゃなくて、
自らが思想を考えて創り出すものだ。
氷川、勇、千晶の3人は、それがしっかり成り立っている。
(あの超極端な3つのコトワリ自体はどうかと思うが…)
それに気付かない限り、祐子先生がコトワリを創れる事は
無いだろう。
(先生ENDが元の世界に戻った感じになっているのは、
祐子先生の世界に対する迷いの表れかもしれない。)
アラディアなんか、自由という言葉で全て片付けるタイプ
だから、コトワリ創らないのも自由だとか言いかねない。
アラディアがコトワリを授ける…?
間違っても有り得ないと思うぞ。
祐子
「よかった。
それじゃお願いするわ。
公園の中へは入れなかったでしょ?
これを使って。
私が前から持ってたものよ…」
隼人は、ヨヨギ公園のカギを手に入れた。
祐子
「それじゃ、お願いね。隼人君。」
しかしながら申し訳ない、祐子先生。
こっちの用事を済ませてから公園に入るとするよ。