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命題・勇者は魔王を倒すべきか?  作者: 安堂C茸
01  暗闇の魔王
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01-01  ゆうしゃシャルキ

 むかしむかし、あるところに〈漆黒の魔王〉というとても悪い魔王がいました。


 魔王はどんどん仲間の魔獣を呼ぶので、近くに住む人々は、毎日魔獣に怯えながら暮らさなければなりませんでした。



 噂をきいた若者たちが、魔王を倒そうとしましたが、全員返り討ちにされてしまいます。


 諦めかけた人々の前に、シャルキと名乗る勇者が現れました。


 シャルキは言いました。



「わたしは魔王の居場所がわかる〈魔王水晶まおうすいしょう〉とトドメをさせる〈禊刀みそぎがたな〉を持っている。だから魔獣に惑わされることなく、魔王と戦うことが出来る。ぜひ、〈漆黒の魔王〉退治を任せて欲しい」



 この勇者は今までの若者とは違うかもしれない。


 そう思った人々はシャルキに〈漆黒の魔王〉退治をお願いしました。


 不思議な〈魔王水晶〉を片手に、シャルキは魔獣の群れを綺麗に掻い潜り、見事魔王の元へたどり着きました。


「魔獣の群れを抜けるとは、小癪な勇者め」


「人々を怖がらせる魔王は、成敗してくれる!」


 スパン、と剣をひと振りして、シャルキは見事に魔王を倒すことに成功しました。


 魔王が倒されると、魔獣たちは散り散りになって逃げていきました。



 こうしてシャルキのおかげで、人々は再び平和な日々を送ることが出来るようになったのです。


 めでたしめでたし。


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