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『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』  作者: もんじゃ
『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』
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第25話


 「……先輩、また今週末にお家に遊びに行ってよいですか?」


 蛍がそんなことを聞いてくる。一応、男の部屋にのこのこ遊びに行く危険性を何度か注意はしたのだが……ずるずると蛍の来訪を許可している。


 「……先輩、先輩が食べたいって言っていた揚げ物作りますよ?揚げたてです」


 「……そうか、それは楽しみだ!」


 あれ?餌付けされてる?


 「……あと、この前のゲームの続きやりましょう?私はエ○ス丸やります」


 「……そうか、じゃ俺はゴ○モン使うわ」


 こんな昔のゲームにも付き合ってくれる、なかなか見所がある奴だ。それでも


 「なぁ、蛍。中学の時の友達と遊んだりしないのか?」


 今の学校には友達がいないことは聞いているので一度そう聞いてみたのだが


 「……中学の時のお友達なんていません……先輩は他のお友達と遊ぶから私は来ない方が良いですか?」


 蛍が俯き、口を尖らしてそんなことを言うのでよく考えたら……俺も友達なんて居なかった。


 「……友達なんていなくても生きていけるよな」


 「……はい」


 蛍は俺の言葉を聞いて胸中を察し首肯した。こうしてぼっち同士が休日はほぼ一緒に過ごすことになった。

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