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『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』  作者: もんじゃ
『腫れ物』大学編
182/251

第36話


 「先輩、ここは通しません!」


 俺は十二宮を突破して教皇に会いに行かなきゃいけないことになっているのだが、なぜ教皇に会いに行かなきゃいけないのか理由はわからない。これは夢だから理由とか些細なものなのだ。多分、この前プレイした懐かしいファ○コンのソフトのせいでこんな夢を見ているのだろう。

 そんな主人公役の俺の前に立ち塞がるのは聖なる衣、略して聖衣を纏った恋人の蛍だった。


 「……蛍さん?その格好は一体?」


 「わ、私の聖衣です!へ、変ですか?」


 蛍は黄金のナース服を纏っていた。この宮殿を突破するために俺はこれから蛍を倒さなくてはいけないなんて……俺にはそんなこと出来ない。寧ろ、この宮殿にずっと居たい!


 「先輩、ちなみに次の宮殿には女教師姿の私がいます、その次の宮殿にはメイド服です、その次はスクール水着で……最後は裸エプロンです」


 「……俺は先に進まなくてはいけないんだ!蛍、覚悟しろ!」


 「な、なんで服を脱ぎ始めるんですか!?」


 「蛍は知らないかもしれないが、何故か主人公たちは聖衣が脱げてから強くなるんだ!」


 「も、もう!先輩のエッチ!」


 「大丈夫、十二宮すべての蛍をきちんと相手するから!」


 「も、もう!先輩ったら……優しくしてください……」


 ☆☆☆☆☆


 「ほ、ほた……あれ?」


 目が覚めた。もの凄く頭の悪い夢をみていた気がするが思い出せない、でも夢の中に蛍が出てきた気はする、朝から元気だし。


 「……まぁ、夢でも蛍と逢えたなら良いかな?」


 さぁ、今日も頑張ろうと身体を起こし、出勤の準備を始めるのだ。


 ☆☆☆☆☆


 後日、蛍と会ったときに


 「そういえば、この前、蛍が夢に出てきた気がするんだよな。どんな夢だかは思い出せないんだけど」


 「そ、そうなんですか?実は私も夢で先輩に逢いました。もしかして同じ夢を見たのかもしれませんね……」


 何故か蛍が顔を赤くして、もじもじしながらそんなことを言うのだが

 

 「そうかなぁ?多分、違う夢だと思うぞ?」と心の中では思ったけど。


 「そうだな、同じ夢を見たかもしれないな」


 きっと蛍の夢の中ではお花畑に二人でピクニックに行くような夢なんだろう。そんな蛍の可愛らしい想像を壊さないようにした。

 

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