第18話 3/17 ソヤギミ
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今日は社長が課に参りますと言う事で、真面目な恰好しています。
いつだったかに着用いたしました紺色のスーツ、三点セットでございましたので、今日は下をパンツにしております。ちなみに毎日白いブラウス着るのもなとか思って、水色のブラウスにしてみました。ヒールは紺色でもちろん統一です。
統一感大事。何かの本で読みました。靴とバッグとトップスの色合わせとけみたいなの? あれ、靴とバッグとコート・ジャケット……?
まあいいや、忘れた。
仕事中にも雑念だらけの自分に、やはりと言ってか課長が怒っていた。
もういや、怒る人嫌い!!!
まあ、陰口叩く人よりもいいけど……。
はあ、なんか最近よく絡まれてる気がするんだけど、不安極まりない。
そうこうしてたら、なんだったか十七月社長が、後ろに別のイケメンを連れて歩いていた。
ちなみに十七月はカギリと読むよ。
後ろにいるイケメンの名札をチェックしました。こんな人がいるなんて知らなかったなと思って、確認したらまたしても読めなかった。がっかり。
そうこうしてたら、社長はすぐに去りました。
何しに来たんだろう。社長って実は暇なのかな?
「宇和島課長、あの後ろの人って何て名前だったんですか? 私読めなくって」
そう伝えると、そんなの知ってどうするんだよと言った顔をされた。
聞かなきゃよかったかな。
「十八公と書いてソヤギミだな」
なんだか、感じの勉強になる会社だな。
間違えた、漢字だ。
私はなんとなく、そんなことを思ったのだった。




