7.5話
「お~い! キクモトシンヤ!」
・・・・
「おいってば君! 起きてほら!!」
・・・・・はい?
「ほら目開けてってば!」
・・・・・あれ、クソチビ?
「・・・・言っとくけど、今の君の思考は全部聞こえてるんだからね?」
ここどこだ?
何にも見えない
「君の夢の中だよ」
はあ?
「そんなことはどうでもいい! おい君、なんだ今朝の会話は!!」
今朝の会話?
何だっけ
「ほらあの、『もう戦わなくってもいいんだ』みたいなあれ!」
ああ、あれか
あれがどうかした?
というか、なんで知ってるの?
「手駒の監視ぐらい普通にするよ!」
へえ。全部見てたんだ
「うん!」
で、なんだっけ?
「今朝の会話! あれじゃゲームが成り立たないだろう!」
え?
でも、このルールだったら僕ら、実質最強じゃん
戦わずして勝つ、的な
「だ、か、ら! それじゃあゲームにならないだろう!」
げぇむぅ?
「僕らが楽しむためにやってんのに、これじゃあすっごくつまんないだろ!」
は?
楽しむ?
「君たちの発言を知った他のやつら、かなり怒っちゃってて大変なんだぞ!」
え?
なんでそこでほかの魔法使い出てくるの?
僕らの情報なんで知ってるの?
「ボクらはみんなお互いに手駒の位置とか状況把握してるんだよ。手駒には伝えないけど」
・・・・マジかよ
「で、君らにはペナルティーがつきます」
は?
「これから一週間、敵の手駒に君たちの位置情報がダダ漏れになっちゃいます」
は?
は?
「以上! 頑張ってね! 精々罪の重さを知ると良いさ! ふんっ!!」
・・・・・は?
クソチビ! おい! 待てってば!・・・・・・
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