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041⚫️聞こえない声 & 042⚫️すまん・・・

041⚫️聞こえない声


樹木が走る!ニンゲンの前に立ちふさがる!

’ベルムをかえせ!’

だが、その声はニンゲンには聞こえるものではない。

森がざわつく。木々にはわかるのだ。

ニンゲンに樹木たちの根が、ツルが、葉が敵意を見せて襲いかかった。



042⚫️すまん・・・


すまん・・・わしがわるかったんだ。

あの人形、動いてたんだ。

病床の孫に見せたら、さぞ喜ぶだろう、って。

こんな大事になるとは、思わなかった。

みんな、すまん。

必死に動いてくれてるのを見て、言えなかったんだ。

すまん・・・。


「じゃあ、いっしょに謝りにいこうぜ!なあ、リンリン!」

「そうだね。魔物とニンゲンが通じ合えたように、木や草とだって、きっとわかりあえるよ!」

ガウとリンリンに促され、老人はゆっくりと立ち上がった。


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