033⚫️ニンジャみたい & 034⚫️ニンジャモード
033⚫️ニンジャみたい
「さらにコレ!どう、このアイデア!」
「いいよ、これいい!見てる子どもたちが、びっくりして大喜びするぞ!」
「突然、あらわれ消える、ってニンジャみたいだもんね!」
「おっ、イチカがまた笑った!」
ヤマトは腕の中の子に微笑んだ。
ヒロはこの上のない幸福を感じる。
春は近い。
風がやさしく窓から入ってきた。
034⚫️ニンジャモード
「敵もやるな。これだけの艦数をそろえてくるとは、な。」
「艦長、間もなく’あさぎり’が戻ります。」
「収容急げ。」
「魚雷、来ます!三本!扇状に展開! 」
「どれかを当てようという魂胆です!全速回避します!」
「これはしつこいな。さらに艦数が増えていきます!」
「もっと増えれば避けきれんぞ。」
ざわめくクルーに、マチルダが言う。
「では、まず、例の’ニンジャモード’だ。行くぞ!」
「提督、’黄色い悪魔’が・・消失!見えません!」
「そんなわけはあるまい。この海域は奇跡の海、澄み渡っている。これほどの透明度の中で、あの色を見失うはずが・・・。あれっ?見えんな。くっ、さすがバーバラ、何かしおったな!よーし、浮上だ!海上から直接、魚雷をお見舞いしてやる!」
「提督・・・なーんにも見えませんねえ。」
「おかしい・・・。あの目立つ、色鮮やかな船体、どこへ行ったんだ?」
「キツネにつままれたような感じですよね。」
「あっ、そうか!バーバラだけではなく、’魔海のキツネ’、マチルダもいるんだ!気をつけろ!力と智慧、無茶と悪がしこさが手を組んだのだ!」




