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029⚫️天井画はあるのか
マチルダがモニターを見つめている。
ふ〜む。興味深いデータだ。
ここの研究員たちは、
極限まで進む酸性化に対応できる植物の研究をしていたのか。
だが、この自走する樹木というのは、いささかマッドな香りがするな。
二酸化炭素を吸い、酸素を吐くという植物本来の性質に加え、
自らを守るための機動力と自衛力まで持たせるとは。
’プラネット・クリーナー’も稼働している。
しかし、’この施設はエネルギー供給を縮退炉ではなく、
衛星からのマイクロウェーブで受けている’だと?
衛星とは月のことか?専門用語ばかりだ。
どういうことか、わたしには理解が及ばん。
もしこれが事実なら、
惑星ギャランのあらゆる場所で電力を受け取れる可能性がある。
化石燃料という呪縛から、我々が解き放たれる日が来るかもしれん。
問題は、その受信コードが不明なことだ。
ええい、イスカンダルに続いて、また謎解きか!
わたしたちは’探偵団’ではないのだ。
技術長、何で目を輝かせているのだ?
バーバラ、ボビー、また天井画はあるか?確かめてくれ。
マチルダからの指示を受け、
バーバラとボビーが焼け落ちた樹木が残る中央部に戻る。
見上げる。
ん?なんだ、あれは?




