003.バイト初日
ユーザーページが…変わってやがるっ…。
あ、もう一部ゲームを除いてつべくんとか青い鳥とかの名前は出すことに決めました。まぁ明確に言うタイミングがあるのかはわかりませんが。
「………OK、コレで君は今日からここの従業員だ」
今日は土曜日。履歴書的なものを書き、親と学校から許可をもらい、今マスターに渡し、出た言葉が先ほどのものである。3分ク○キングか。
「シフトを決めないとね。」
「あーっと、月水の放課後と、時々土曜日みたいな感じっていけますかね?」
「少し待っててね。…うん、ちょうど今いる子たちの隙間を埋める感じでいいね。そうしようか」
なんかすんなりシフト決まった。緩いな。
「ここは個人経営で多少融通が効くから、なにか急用とかがあったら言ってね」
「はい、了解です」
「それと、最初来た時思ったんだけど…。それ素じゃないだろう。なんか少し違和感がある」
うぉっ、マジか。RPに気がつくのってすげぇ。
「そうですね。でも素は一人の時でしか出そうとは思いませんよ。ちょろっともれるとかはありそうですけど。このくらいの雰囲気の方が生きやすいので」
「成る程ね。まぁお客様を接客するときに何かしらの問題があるならダメだけど、大丈夫そうかな。根もそこまで悪くはなさそうだし」
それならありがたい。正直数年ずっとこの状態だと、素で他人に話す方法が全くわからなくなってるからな…。コミュ症の限界。スイッチをガチャガチャ切り替えるならまた別だけど。
「それじゃあ今からやってみようか。お客様が来るまで練習で、来たらそのまま本番ね」
「イエッサー」
「ココ軍じゃないよ…」
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「お疲れ様、コレで今日は閉店だよ。他のバイトの子は来週の土曜に入ってるから顔合わせはそこでね。じゃあね」
「お疲れ様でーす。らじゃー」
22時、無事バイトが終わった。お客さんは大体十人程度で、いずれもマスターと中が良く、長く来ているんだなと分かった。でもその中に明らかにカタギじゃない人とか「お忍びでござる」みたいな姿の人がいるのが気になるが、下手に首を突っ込んだら人生が詰みそうなため、何も無かったことにしておこう。うん、日本人。
そしてもう一つ、気付いたことがある。どうやら自分は結構人間観察が好きなようだ。店長とお客さんが話している、またはお客さん同士が話しているのを見ているのは結構楽しい。
そう考えながら家に帰る。いやぁ疲れた。寝よう。
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「うん、彼…彼女?…彼だね。彼が新しいバイトだよ」
『お、おう。そうか…パット見どちらかわからなかったんだが、男の子なのか』
「少なくとも学生証にはそうあったし、話してる感じは男子だね。まぁ多分素があんな感じで性別迷子なんだろう」
『ほうほう…。それは置いといて。マスター、あの子は何か事情があるのか?他2人はそうだったろ』
「いいや?迷子になってここにたどりついただけみたいだね。それでそのままバイトにしてくれてと言われたから雇ったよ」
『成る程…。他の奴らの事情は…知ってなさそうだな』
「まあいずれ分かることだろうね。一緒に働くことになるんだし…」
◆◆◆◆◆
「へくちっ…」
家に帰り、自室のベッドに寝っ転がってリラックスしていると、なんか鼻がムズムズしてそのままくしゃみが出た。がなんで「へくちっ」なんだろうか。前は普通に「くしゅんっ」って感じだったんだけども…。
「……なんか暇だなぁ。久しぶりにギターでも弾くか?」
家の物置にはアコースティックギター、エレキギター、そして電子ピアノがある。時々弾きたくなるのだ。エレキは母親から貰ったものだけど、なぜか年季が入っている。ちなみに僕は芸術は音楽の民だ。美術はムラッ気が酷いからなぁ…。
そんなことを考えながらギター、今日はアコギを弾いていると、スマホが鳴った。内容は…っ!?
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ふぉるてるて:たちーえ出来たでー
立ち絵s.zip
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えぇ…ありがたいけどこの人職業絵師だったはずだから本来の依頼とかどうしたんだろうか…。そんなことを考えながらも僕は青い鳥を開く。と、その前にお礼を言っておかなければ…。
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ふぉるてるて@fortelte 昨日
募集の子の設定が思ったよりガチでワロタ
なにこれ面白そう
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ふぉるてるて@fortelte 5分
募集の子全員出来たー!
てなわけで大学のレポート書き忘れたので明日はずっと落ちてるね
なお元の依頼はしっかりやってるので悪しからず
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あ、ふぉるてネキ大学生なのか…。てレポートを優先してくださいよホントに…。とりあえずふぉるて氏にレポート応援コメでもしよう。
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霖:立ち絵ありがとうございます。
ふぉるてるて:会心作だぜ(ドヤァ)
霖:推定大学生の神絵師はレポートに出荷よー
ふぉるてるて:(´・ω・`)そんなー
ふぉるてるて:じゃあ霖ちゃんから応援メッセージ送ってね☆もちろん音声で☆
霖:ボク男なんですが…
霖:わかりましたよやりますよ
霖:「がんばれ、がんばれ」.wav
ふぉるてるて:ふーん、えっちじゃん
ふぉるてるて:ありがとうごぜーます、すごく元気出た
霖:それならネタに走った甲斐があったものです
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立ち絵を描いてもらったから、まぁやりますよ。羞恥心はない。だってそういうRPしたし。でもこれだけじゃ返せないので、Vで人気出たら有償依頼をしっかりやろうと思う。
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「スゥーーー…。あ゛ぁぁぁがわ゛い゛い゛ーーー!!!!!!」
あたしの名前は東野 穂花。「ふぉるてるて」の名前で絵師をやらせてもらっている。そんなあたしだが、今現在可愛いによってテンションがオーバーフローしている。元凶は紺音クン…いや、霖ちゃんである。あの声が自在すぎる中性娘に応援ボイスをもらおうと思ったら予想以上の破壊力が来た。なにこれやばい。あたし自分のことをLじゃないと思ってたけどいけるかもしれない。
あの子自称男だけど。
そんなことを考えていると、電話がかかってきた。相手の名前は「長雨 琴音」。あたしの高校からの友人で、今も同じ大学に通う、色々でっかい美女だ。あたしは胸が小さめなため、よく戦争()している。
そんな彼女からの電話だが、何があったのだろうか。まさか…そっちもレポート終わってない?
『もしもしふぉるてん』
「もしもし琴音。ふぉるてんってなによ」
『いやあだ名。というかそっちもレポート終わってないのね』
「いやまぁTwitter把握されてるから知られてるのは置いといて、そっちも終わってないのかぁ…」
『まぁせっかくだしさっきまで描いてたであろう子の話でも話してよ、BGM代わりにする』
「おっけ5分に一回のペースで発狂しながらだけどいい?」
『もちつけ』
「まぁ話すけどさ。その子は霖ちゃんって言うんだけどn」
『え、リン?字は?』
「えーっと、雨の下に林って書くやつ」
『…性別は?』
「自称男ね。どうあがいても女子にしか思えないけど」
『…あー、うん。…変な偶然もあるもんだなぁ。まぁいいか…』
◆◆◆◆◆
日曜日は早速ガワを使って取り敢えず自己紹介の動画を作り、投稿した。編集は結構きつかったので、Vとしての活動は生配信だけにしようと思う。そしてネットで頼んでいたウィッグも届き、配信の用意は万全だ。そして青い鳥で呟いておく。初配信の予定は明後日、火曜日だ。
そして月曜日。昨日なれない編集作業と言う物をやったせいなのかはわからないが、思いっきり体調を崩した。
「37.7度の熱に頭痛か…。頭痛は良いとして熱はダメだなぁ…」
そうして僕はこの日学校を休んだ。あ、学校とマスターへの連絡はしたよ?報連相、大事。
そしてさらに翌日、火曜日。初配信の日だがまぁ学校はあるわけで。
「お、長雨。体調は大丈夫か?」
「はい。一応生きてるので元気です」
「そうか。では昨日の授業の内容は友達に見せて貰いなさい」
「あーっと…」
うん、これは見るからに学生時代陽の者っぽい先生には想像のつかなそうなもので、また自分で言うには大変悲しくなるものだが。
「先生、大変言いにくいのですが…。俺、現状この学校友達居ないんですよね…。むしろ友達の定義ってなんなんですかね?」
「……は?」
奏はメカクレメガネモードだと地味に素が漏れ出ることがありますが、本人は気付いてません。だって指摘する人がいないもの(現状ぼっち)(そろそろ友達を作らせたい)。
あとふぉるてネキは現状奏を女子と思っています。
そして最後の友達定義云々。これは私が本当に中学の担任に言った言葉です。口調と一人称は少し違いますが。先生が少し放心しかけていたのが面白かったです。
ざっくりステータス(CoC6版タイプ)
追記:ナーフ入りまーす
追記2:ルルブかったらなんかいろいろ判定がアレだったので一部技能を隠します。証拠隠滅!
長雨奏
STR9
CON12
POW11
DEX16
APP17
SIZ9
INT16
EDU10
回避82
投擲10
投擲が初期値より低いのは仕様です