夜の蓋
布団の中にいる男は何かに緊張しているでもなく、生活にプレッシャーを感じてもいないのだが、今夜は眠れそうにないぞと気が付いた。
幼いころより思い当たる理由がないままどうしてか眠れないときにだけ現れた、言わば
不眠の匂いを久しぶりに嗅いでみたくなり、自らが命名した「夜の蓋」を開けてみることにする。しかし男はそうする前に、これまで開けてきた過去の「夜の蓋」がいつのころだったろうかと記憶を遡るのだった。
幼いころより思い当たる理由がないままどうしてか眠れないときにだけ現れた、言わば
不眠の匂いを久しぶりに嗅いでみたくなり、自らが命名した「夜の蓋」を開けてみることにする。しかし男はそうする前に、これまで開けてきた過去の「夜の蓋」がいつのころだったろうかと記憶を遡るのだった。
長方形の光は23:34だった。
2023/10/05 22:46
男友達とそいつの彼女のことをずっと考え続けた。
2023/10/06 22:40
(改)
来世に予約した贖罪かよ、とベスパが喩えた。
2023/10/08 01:13
(改)
突然の手紙
2023/10/08 20:00
それ以前に少なくとも一回以上は発生していた
2023/10/10 23:33
彼女は「いつかそれがやってきたら私にも嗅がせて」と言った。
2023/10/12 23:20
胸の内にある銅鏡にひびが入ったような感覚を味わった。
2023/10/13 23:29
句点の打ち方は作家の哲学だ
2023/10/14 21:54
私があなたの大切な匂いを持ち去ってしまったの
2023/10/15 18:27
乾いた咳
2023/10/16 23:02
(改)
今夜小瓶を持って現れた彼女と出会ったのは地下鉄の中だった。
2023/10/17 23:17
add brownjacketsの青文字
2023/10/19 23:00
シーツがなくても昇天に適した快晴
2023/10/20 22:42
P・I・Lを聞きながら
2023/10/21 23:19
裏と表の光と影
2023/10/23 23:24
(改)
白装束のメメ
2023/10/24 23:28
本名 ラリー シュリープ。
2023/10/26 23:09
背の小さな男の老人の声
2023/10/27 23:00