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女子高生 花火デート編

「」と()だけ読んで、他の文章は男の台詞や状況の説明なので読まないでください。あった方がイメージ湧くと思って書いてるだけです。

「ぬんぬんぬんぬん」

「ねぇそらとも君、何してるの?」

いや、今日なんかみんなぬんぬん言ってるなって思って

「ふふ、そう?」

そらちゃんが壁に手を置いて壁ドンして

「君もぬんぬんにしてあげようか?」

え?

「なんてね、冗談だよ」

冗談か、ビックリした

「今日も暑いね」

うん、暑いね

「日差しが眩しい。夏になってくるとさ、小さな虫も出てくるのが嫌だよね」

そうだね。黒――

「だめっ。それ以上は言わないで」

苦手なんだ?

「とにかく嫌なの。う~だから夏は……」

そらちゃんにも苦手なのがあるんだな

「そらとも君だってあるでしょ。誰にだってあるよ、もう」

そうだよね、ごめんごめん

「でもさ、夏はやっぱりかき氷とかアイスとか、冷たくて美味しいよね」

うん。アイス美味しいよね

「何味が好き? 私はね、イチゴかな。バニラも好きなんだけど、やっぱりイチゴ」

俺は王道のバニラかな

「そうなんだ、美味しいよね、私も好きだよ」

空を見上げ

「空が青いね」

青くて暑いね

「暑いから熱中症に気を付けてね。水分補給ちゃんとしてる?」

水飲んだりはしてるよ

「水だけじゃダメみたい。塩分も摂らないとダメなんだって、気を付けてね」

そうなんだ、そらちゃんは何でも知ってるね

「何でもは知らないよ、知ってることだけ」←化物語の羽川さんです、ネタがダメなら「そんなことないよ」とかにでも変えてください。

「だからってジュースばかりだとダメだよ、甘いから」

わ、分かってるよ

「本当かな~?」

本当だってば。お母さんみたい

「ちょっと、同級生だよ。誰がお母さんなのよ」

いやだってお母さんもジュースばっかり飲んで、て言ってくるから

「ていうことはやっぱりジュースばっかり飲んでるんじゃない」

う、バレた

「バレたじゃないよw それはそうと期末テストどうだった?」

ん、まぁそこそこかな

「え~いいなぁ、私はイマイチだったよぉ。あ、そうだ!」

なに、嫌な予感しかしないんだけど

「今度勉強教えてよ」

え、う、うんまぁいいけど。どこで?

「図書室にいこ。ていうか今からいこ」


「ぬんぬん」場所を移動するアイキャッチ的なぬんぬんです

図書室に移動


「ね、ここはどうすればいいの? 教えて」

ここは、こうすれば

「あ、そっか! わ~できた、そらとも君って教えるの上手いね」

そ、そんなことないよ

「ていうかテスト前に教えてくれてれば……」

そんなこと言われても

「そうだよね、ふふ、ごめん。からかってみたくなっただけだから気にしないで。う~んっ、図書室クーラー効いてて最高!」

しーっ←図書委員

「ふふっ怒られちゃった」

そりゃそうだよ。てか俺まで睨まれてるんだけど

「ごめんごめん。夏って甘いのと辛いのどっちが食べたい?」

辛いの食べて汗をかきたいのはあるかも

「だよね、私も最近は辛いのが食べたくなるんだ。あ、でも辛いの本当は苦手なんだぁ」

そっか

「そうなの」

ココイチなら甘さを選べて甘くできるよ

「へえ。じゃあ行ってみようかなぁ……一緒に行ってくれる?」

そ、それはいいけど……

「けど、なに?」

いや何でもない、いいよ

「やった。あはは、楽しみ」

たの、しみ……俺も

「ねぇねぇ夏休みは何してるの?」

勉強とか宿題とか、あとはバイトもしてみたいけど

「夏休みでも頑張ってるんだね、偉い偉い」←頭を撫でる

な、なんだよ急に。褒められるとくすぐったいな

「私もね、じつは恥ずかしいんだよ」頬を赤く染めて

恥ずかしいのかよ、ならやめてくれよ

「えへへ」

ていうか勉強は? そのために図書室にきたのに

「今は一休み」

休むの早くない?

「早くないよ、ペースは人それぞれ、でしょ? そらとも君も頑張ってるよね、いつも。頑張りすぎないでね」

う、うん

「それに期末テスト終わったばかりですぐに勉強したくないよ~」

じゃあ何で図書室来たんだよ

「そらとも君と二人になりたかったから」

え?

「なんてね、涼みたかったからだよ。本気にした?」

す、すするわけねえだろ、てか他にも人いるし

「そぉ? 本気にしてくれてもいいんだけどなぁ。そだ、もう帰るでしょ? 一緒に帰ろ」

一休み中じゃなかったのかよ、まぁいいけど


「ぬんぬん」靴に履き替えて学校を出たところへ移動するぬんぬんです


「あっつ~い。もう夕方なのにまだまだ暑い~」

暑いね。溶けちゃいそう

「溶けないでよw でも夕方なのにまだまだ日差したっぷりだね」

焼けそう

「だから焼かれないでよ。だけど本当に暑いね、汗が止まらないよ」

何か冷たい物、ジュースとか買いたいな。コンビニでも寄ってく?

「そうだ、さっき話してたかき氷とかアイス……一緒に食べながら帰りたいな、ダメ?」

いいよ

「そう、よかった! あのね、帰り道にね美味しいお店があるの」

そうなんだ、楽しみだな


「ぬんぬん」イチゴソフトクリームを買って


ぱく

「う~ん、美味しい!」

本当に美味しそうに食べるね

「えへへ。だって美味しいんだもん。それに体が熱かったから冷えて気持ちいい。ここのはね、果実感がたっぷりでイチゴの味がしっかりしてて美味しいんだ」

確かに普通のアイスとは違うよね

「でしょ。へへへ」

どうしたの

「私の好きなお店を美味しいって言ってくれて共有できて嬉しいの」

お、おう

「だって、男の子ってこういうお店あんまり好きじゃなさそうだから」

嫌いじゃないけど、確かに男一人とか男同士では来ないかも

「だよね」

だから、また食べたいから一緒に……来てくれよ

「……ぅん」

恥ずかしくて会話がなくて少し間を空ける

「そうだ、まだ早いけどお祭りもさ、一緒に行きたいよね」

行きたいね

「本当!?」目を輝かせて

う、うん

「絶対だよ、約束だよ」


「ぬんぬん」花火大会へ場面転換アイキャッチ


「ねぇ、そらとも君はさ、今日楽しみだった?」

うん、もちろんだよ。そらちゃんは?

「私? 私はね……内緒。あはは嘘だよ、嘘。楽しみで寝るのが遅くなっちゃった」

そう、なんだ

「何を言わせるのよ、もうっ」

恥ずかしくて肩を叩く

「ねぇ、それよりさ、何か言うことない?」ぷくっと頬を膨らませて浴衣広げたりくるっと回って見せる。

綺麗だよ、浴衣がとても似合ってる

「ありがと。そらとも君も着てくればよかったのに」

動きやすい方がいいかなって、はぐれたりとか人混みですごいことになりそうだし

「そっか。じゃあ、はぐれないようにしないと、ね?」

手を出す

お、おう

手を繋ぐ

「~~~~っ」←恥ずかしくて声にならない声


「わぁ、焼きそば美味しそう、わたあめももふもふでかわいい」

美味しそうだけどやっぱ高いよな

「そうだけど、どうしてそういうこと言うの? いいじゃない別に」

まぁそうだけどさ

「あ、今他の女の人見てなかった?」

見てない見てない

「そう? 本当に?」

見るわけないだろ。ねぇ、今かき氷のお店見てなかった?

「み、見てないよ、見てない。美味しそうだな~とか思ってないから」

さっき焼きそばにわたあめ食べたばっかりだよ

「分かってるよ、見てないって言ってるでしょ。でも美味しそうだったな」

……今日昼の気温三十七度だって

「ふ、ふ~ん」

それに人も多いから熱気があって、この時間でもいつもより暑いね、かき氷食べようか

「うんっそうだね♪」

かき氷を食べながら

「あ、見て見てあそこにぬんぬんのお面あるよ。一緒にしよ」

え、いいよ一緒なんて。恥ずかしいから

「でも一緒にしたらお揃いだよ?」

う……

「ぬんぬんのお面かわいいね」

かわ、うん、まぁかわいいね

「でしょ! 嬉しい」

かわいい

「あ、ねぇあそこにあん肝のぬいぐるみがあるよ。可愛い」

買ってあげるよ

「え、そんなの悪いよ。あ、じゃああそこのりんご飴買ってあげる。それでおあいこね」

そんなに食べ物ばかり食べられないよ

「え~食べられるでしょ、若いんだから。育ち盛りは食べないと」

本当お母さんみたい

「ちょっと、それはやめてよ~」ジト目

ごめんって。もう言わないよ

「本当?」

本当本当。

「ねぇそれ美味しい?」

うん、美味しいよ

「ちょっと欲しくなっちゃった、一口だけ。あむ」

あちょ……

「んふふおいひぃ」

これ俺どうすれば……

「あ」

逆側を食べたけど、最後まで食べたら彼が間接キスになることを察して顔が真っ赤。

「う……」

手でパタパタ顔を扇ぐ。

「あ、暑いね。あっちで少し休もうか」

じゃあもうすぐ花火が上がるから見やすい場所まで移動してからそこで休もう

ここ、意外と知られてない穴場なんだ

「そうなんだ、よく知ってるね」

小さい頃にお父さんに連れてこられて

「へえ」

足、大丈夫?

「うん、痛くないよ。もしかして痛かったらおんぶしてくれるの?」

バカ言うなよ

「かわいくないなぁ。あ、もうすぐ花火上がるみたい」

花火が打ち上がる。

「わぁ、綺麗だね」

そらちゃんの方が綺麗だよ

「ななな、何言ってるの、ちゃんと花火見てよ……ありがと」

え、なに?

「何でもないよ、バカ」←バカは小さく吐息みたいな感じで

でも本当綺麗だね

「うん」

(でも花火よりそらとも君の横顔ばかり見ちゃうよ)←心の声

もう終わるのか、寂しいな

(もっとずっと続いてほしい)

「……あれ、ほっぺに何かついてるよ」

え、どこ?

「取ってあげる。……チュ」←ほっぺにキス

ふぁ!?

「今日ありがとう、すごく楽しかった。またね。大好きだよ、そらとも君」


ここまで読んでいただきありがとうございました。

本作は小説ではないですし、かなり不定期です。連載としておりますが、続き物ではないです。


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