第五話 それでいいの?その二
結局、間に合わず遅れて投稿することになってしまいました。次からは、書き溜めておくべきでしょうね。ってか、最初っからそうすればいいじゃん。って話ではあるんですが、私は常に0か100なんで、進むときには一話分進むけど、進まないときは二、三行。オンオフが激しすぎると言い換えることも出来ます。頑張れ私。近況報告、もうすぐ中間テストがあります。そしてその後には体育祭が待っているという…。運動が苦手な私にとっては観戦していたいほどのイベントですが、来てしまえば楽しめるのも不思議な点ですね。上手くいけば、クラスの仲が深まるイベントマジックもありますし。良いようになることを心から願うまでです。では、って話の流れを切ってしまうことになりますが、第五話、その二です。お楽しみ下さい。
私達は、言われるがままに部屋に入った。
ハイド「別の部屋に繋ぐためにドアは開けたらちゃんと閉めておいてね。」
コタツ「あ、はい!」
悠「部屋の広さが25mプールくらいある。やば。あと枕の数がおかしい。」
ハイド「その数ざっと200個!」
悠「すご!そりゃぱっと見じゃあ数えきれないわ。」
コン「よくそんなに用意できましたね。」
ハイド「客用の寝室はいっぱいあるからねー!」
鈴「そんなこと言って誤発注なだけだよね~。あはは!」
ハイド「それを言っちゃあお終いじゃーん!」
鈴「そうだね~!」
コタツ「なんだかお二人ともテンションがバグっておられますね。」
彩葉「ハイドさんがお泊まり会テンションになってるのは分かるんだけど…。」
悠「鈴さんのテンションは例えるなら笑い上戸の人がお酒を飲んだって感じだよね。」
彩葉「まさにそんな感じ!」
鈴「でも私、お酒なんて飲んでないよ~?」
ハイド「そーそー。準備に疲れて、糖分補給でチョコレートを食べただけだよねー!」
悠「それって多分…。」
コタツ「アルコール入りのやつでしょうね。」
鈴「それはありえるかも~。」
コン「とりあえず、酔いから覚めてもらいましょうか。」
そう言ってコンがフィンガースナップ(指パッチン)をしたら、鈴さんのテンションが戻った。
鈴「見苦しいとこを見せちゃったね。お姉ちゃんはチョコを食べてないからただのお泊まり会テンションだね。一試合したら疲れて落ち着くと思うから付き合ってくれるかな。」
悠「喜んで!ですが、人数が4:2で合わないですよね。試合だったら人数あわせしておいたほうが良いと思います。」
ハイド「それなら大丈夫!もう呼んであるから!!」
彩葉「はやっ!」
そのとき、ドアがノックされて見覚えのある人が二人入ってきた。
騎士団長「魔王様。なにか御用でしょうか?」
ハイド「今から枕投げするんだ!参加して!」
律「え?あ、はい!」
悠「騎士団長さんと律さんか…。強敵じゃね?」
彩葉「そうだね。私達、眺めてるだけになりそうだね。」
騎士団長「ドタバタしていて名乗り忘れていましたね。私は臣と申します。よろしくお願いします。呼び捨てでいいですよ。」
律「私も呼び捨てでお願いします。さん付けで呼ばれるのに慣れなくて…。」
悠「じゃあ、臣と律、ハイドさんと鈴さんVSコンとコタツで私と彩葉は審判ってことで試合開始でいいですか?」
ハイド「いいわけないじゃん!なに安全圏に行こうとしてるの?人数あわせの意味がなくなるじゃん!」
悠「コンとコタツは二人分の戦力判定に」
ハイド「なりませんー。ちゃんと参加して下さーい。」
彩葉「悠ちゃん、かくなるうえはってやつだよ。参加はしつつ、あまり役に立たないドッジボールで逃げ回ってるだけの人になっとこ。」
悠「私そんな体力ないよ。」
コン「異世界補正があるので心配いりませんよ。自由気ままに楽しめばいいんです。試合は主に私達がやっておきますので。」
ハイド「あれー?もしかして私達、見くびられてる??」
鈴「かもしれないね。」
ハイド「このままじゃいられないな、うん。臣!律!勝てば昇給、負けたら減給!!力の限りを尽くして!!」
臣「そんな無茶な!というかいつもですけど!」
律「私達、明日も仕事があるんですよ!?」
鈴「大丈夫、明日は休みにするつもりだから!」
臣・律「「承知致しました!」」
臣と律の目の色が変わった。物理的にではなく。これは危ないかもしれない。
ハイド「私より、鈴の言うことのほうがあっさり聞くの、なんなんだろうね。」
鈴「お姉ちゃんが無茶ばっか言うからじゃないかな。」
ハイド「じゃあ、しょうがないね。」
鈴「しょうがなくないよ!しわ寄せが来る側は大変なんだからね!!」
ハイド「それはマジで申し訳ない。」
鈴「ほんとに!」
コン「これ以上は夜が明けてしまいそうな勢いなので、そろそろ始めませんか?」
鈴「そうだね。文句は後回しにしておくわ。」
ハイド「助かった…。」
悠「後回し、だから助かってはなさそうだけどね。」
彩葉「そうだね。どうなるんだろうね。」
そして始まる枕投げ大会。私達は生きていられるのだろうか。
次回…。枕投げ大会のルール説明→スタートって感じの様子を書くことになるんでしょうね。私が考えているはずなのに、頭の中で主人公達が勝手に進めているような感じがして、私としましてはすごく楽しいです。次回もお楽しみいただければ幸いです。いただいた感想は全て読んでそれを力の源として頑張っております。ぜひお気軽に、良かった点、改善点など送って下されば幸いです。