第15話 称号が[魔王(仮)]
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作者、生きてます。
パソコンは死にました。
ハイドさんと鈴さんがご飯を食べ終わった。
ハイド「まさか、本当にシンが料理を手伝うと灰が出来上がるとは思わなかったよ…。」
鈴「驚きだよね。関わり自体は前からあったはずなのに全然知らなかったね。」
コン「シンが料理を出来ないということは周知の事実だったはずなのに、厨房への立ち入りを禁止しなかった私達にも責任はありますね。申し訳ございません。」
コタツ「まさかハイドさんと鈴さんにアレルギーがないかどうかの確認をしに行った数分で、炭になるとは思わなかったですけどね。」
シン「焼き鮭っておいしいじゃん?鮭フレークをバーナーで炙ったら良い感じにならないかなって。」
悠「ならないでしょ。ってか、どこから出てきたそのバーナー。」
シン「いつでもクリームブリュレを作れるように常備してるよ。使う時以外はポケットに入れてる。」
彩葉「和装にポケットの概念あったんだ…。」
シン「裾のところに魔法をかけてあるから、そこに色んなものが収納出来るようになってるよ。」
ハイド「収納機能は便利そうだけど、裾にバーナーってなんだか物騒だね。」
鈴「今回においては、入れてるものが悪いと思う。」
悠「和服の裾にものを入れたくなる気持ちは、分からなくもないけどね。私が幼かった頃に、ここにおもちゃを入れたら手で持たなくても持ち運べるんじゃない?って思ったことあったし。」
彩葉「悠ちゃんだったら試してそう。」
悠「流石だね。私のことをよく分かってる。試したよ。重たくてすぐに止めたけど。それは重たくないの?」
シン「大丈夫だよ。なぜなら、それが魔法だからね。」
彩葉「説明がすごく雑だね。」
悠「私達も使えるの?」
コン「収納魔法は比較的に簡単なので習得しやすいと思います。」
ハイド「あっちの世界からこっちに来ると、魔法を使いたくなるよね。話を聞いてる限りでは、シン、コン、コタツの3人が一緒にいてくれるなら、悠ちゃんと彩葉ちゃんが魔法を使えなくても困らないと思うけど。」
鈴「更に私達と仲良くなることで、最初からラスボスを味方にしてる感じになるからね。」
悠「敵側だったんですか?初耳ですね。」
鈴「だって、仮にも魔王とその側近だからね。」
ハイド「仮とか言わなくていいじゃん。ばっちり称号も持ってるよ。」
鈴「その称号が[魔王(仮)]じゃん。」
彩葉「え、ダサい。」
ハイド「私も薄々感じてたけど言わないようにしてたのにー。彩葉ちゃんが酷いこと言うんだー。」
コタツ「お手本みたいな棒読み。」
シン「その称号を手に入れたときに、嬉々とした表情で僕のところに来て『見てみて![魔王(仮)]って称号を手に入れたの!めっちゃダサくない!?』って言ってたくらいだからね。」
鈴「まあ、あれは魔王になるまでの展開に問題があるかな。」
ハイド「確かにそうだね。この話はまだ2人には話してないっけ?」
悠「昨日と今日だけで情報量が多すぎて処理しきれてない感がありますが、聞いてないと思います。」
ハイド「じゃあ、この機会に話しちゃおうか。かなり前の話になるんだけどね、こっちの世界に来てから勇者を目指してた時期があって。」
彩葉「目指したことと結果がかけ離れてる…。真逆じゃないですか。」
ハイド「まあまあ、話は最後まで聞いてみて。で、この世界の勇者も伝説の剣を抜けないとなれない系だったの。じゃあ、誰がそこに刺したんだよ。勇者そいつでいいじゃん。とか無粋なことは言わないお約束だとして。」
鈴「誰もそのツッコミをする気はなかったと思うよ。変に話を逸らさないで。」
ハイド「ごめんって。真面目な話をしてるとつい、ふざけたくなるの。真剣な雰囲気が苦手なんだよね。」
コン「最終的に手に入れた称号が[魔王(仮)]であることが確定している時点で、おふざけ要素は充分でしょう。」
ハイド「確かにそうだね。未だに称号から(仮)が取れてないってのも含めてネタにはなるかも。話を戻すんだけど、勇者になるには剣を抜けないといけないって知って、『異世界転移ボーナスみたいな感じであっさり抜けるでしょ。』って思って、伝説の剣が刺さってる村に行ったんだ。」
シン「そう考えたら、あの頃のハイドは人生舐めてます!みたいな態度してたよね。僕にとってはその方が楽しめるかもって思ってたけど。」
ハイド「人は変われるものなんだよ。頑張ればね。そう考えるとあの頃の私は黒歴史だな…。話すの嫌になってきた。この話、終わりにしようか。」
悠「急ですね。このままじゃ[魔王(仮)]の称号を手に入れた方法が分からないままになっちゃう…。ハイドさん、考えてみてください。とある時期にめっちゃ好き勝手に生きてたとして、それを後々ふり返るとします。『あの頃の私、やんちゃしてたな…。黒歴史やわ…。』ってなるでしょ?」
ハイド「この場合だと、『あの頃の私、マジでカッコよかったわ!』ってなるパターンもあるかもね。」
悠「そのような例外は考えないものとします。」
ハイド「了解、続けて。」
悠「他にも、人と関わろうとするから面倒なことになるんだって考えたり、完全に感情を制御出来る自分、カッコいい!ってなったり、上手くいかないのは社会が悪いんだと責任転嫁してみたりなどなど…。全部ひっくるめて、後々思い出した時に『あの歳で知った気になってて、ダサいな…。』ってことで黒歴史になるかもしれないじゃないですか。」
ハイド「それも、そう思わない人だっているよね。」
悠「物事には例外がつきものなんです。そういうことを言い出すとキリがないので、気にしないでいきましょう。」
彩葉「納得させられかけたけど、なんだかんだで意見を無理やり押し通そうとしているあたりに、悠ちゃんらしさを感じる。」
ハイド「その頑張りに免じて今回は流されておこうかな。続きなんだけど、長くなるからツッコミなしで聞いてね。」
1時間後
ハイド「…ということがあって、[魔王(仮)]の称号を手に入れたんだ。」
悠「思ったよりも長かったね。」
彩葉「そうだね。既にところどころ忘れちゃってるかも。」
鈴「要約すると、『異世界転移して勇者になろうとしたけど、ノルマである伝説の剣が抜けなかった。平和のために勇者になりたいと思っただけなら、勇者じゃなくても良いかも?魔王になったら、別方向から目標は達成出来るのでは!?と思い至り、伝説の剣から近い位置にあった魔王城に行ってみた。すると、前任の魔王様が、魔王という役職に飽きてて、変わってくれるの?ありがとー。みたいな感じで立場を放棄。正式な手続きを踏んでいないため、称号としては[魔王(仮)]となった。』って感じかな。」
シン「1時間オーバーの話を綺麗にまとめたね。国語の成績で学年トップだったのも伊達じゃないってことかな。」
コタツ「最初から鈴さんに説明を頼んでいたら、ここまで長い話を聞かなくて済んだと言い換えることも出来ますけどね。」
鈴「お姉ちゃんはエピソード記憶が強いからね。」
悠「色々と気になるところはあったけど、鈴さんが言ったエピソード記憶ってなに?ってのが一番気になるかな。」
ハイド「称号[魔王(仮)]を超えるほどに!?」
悠「うん。」
ハイド「マジか~ちょっとショックかも。」
シン「ちょっとなら大丈夫だよ。今から全然立ち直れるって。」
鈴「エピソード記憶は、個人的な体験や出来事としての記憶で、いつ、どこで、何をした。みたいな体験した出来事を思い出す記憶のことだよ。お姉ちゃんが、[魔王(仮)]の称号を手に入れるまでの長い話もこれに含まれるんだ。」
彩葉「めっちゃ詳しいですね。」
ハイド「私と鈴は大学で心理学を学んでいたからね。私は言われるまで思い出せなかったけど。」
鈴「私も完璧に覚えてるわけじゃないから、ふわっと知れる心理学知識!くらいに捉えておいて。気になるならもう少しジャンル的な説明をすることも出来るけど。」
悠「是非お願いします。」
鈴「じゃあ話すね。さっき話したエピソード記憶も含めて、人の記憶は短期記憶と長期記憶に分かれてて、エピソード記憶は長期記憶に分類されるんだ。他にも長期記憶に分類される記憶は、とか、長期記憶に分類される記憶の中でも更にジャンル分けがあって、とかも話せるけど、頭がパンクしないようにここまでにしておくね。気になることがあったらまた落ち着いた時にでもスマホで調べてみて。こっちの世界でもスマホは使えるようになってるから。」
悠「ありがとうございます。やっぱり心理学って面白いですね。」
ハイド「この説明を聞いて、最初に面白いって感想が出てくるなら、心理学部に行っても楽しめるかもしれないね。」
鈴「確かにそうかも。私達が大学で心理学部に行こうって決めたのも、本で読んだ心理学の話を面白いって思ったことがきっかけだったよね。懐かしいな。」
パソコンについてのお話。
大学で使うために買ったパソコンで、1年目で画面が見えなくなる壊れ方を経験しました。それを修理して使っていたら、2年目にはフリーズして動かなくなるタイプの壊れ方を経験しました。しかも、どちらもテスト期間あたりに。嫌がらせでしかないやんと思いました。乗り越えた私、えらい。トラブルへの対応力が上がったと思うことにしましょう。ポジティブ思考、大事。
それはさておき、気が付いたら半年以上も投稿していなくて驚いてます。投稿してない期間が三ヶ月超えたかも、やばい。とか思っていたのに。6月に投稿した分は番外編。つまり、「早めに投稿出来るように善処致します。」って書いた本編14話からは更に経ってる。でも、敢えて言っておきます。目指せ定期投稿。




