番外編 年末年始どうする?
これは悠ちゃん達と出会った後の神様達のお話。
シン「今年ももうすぐ終わるけど、なんだろうな。僕達、全然進展してない気がするんだよね。」
コン「進展?なにがですか?」
シン「流れ的な?結構な期間同じ日から動いてない気がするんだよね。」
コタツ「メタい話の気配を察知しました。話を逸らしますか?」
コン「そうすべきかもしれないですね。シンは年末年始の予定はあるんですか?私達はありますが。」
シン「それ、僕に予定ないと思って聞いてるでしょ。僕にだってハイド達と夜更かししてゲームするって予定があるから!残念だったね!!」
コン「そんなにドヤられても特になんとも思わないんですが。あ、でも残念ではあるかもしれないですね。私達は年始に悠さん達と初詣に行くので誘ってあげようかと思いましたが。予定があって来れないなら仕方がない…」
シン「待って待って!?そんなの聞いてないし誘われてないんだけど!!」
コン「いや、だから私達が誘おうと思って話したんじゃなんですか。悠さんに頼まれて。」
シン「自主的ではない発言どうもありがとう。コンってそういうとこあるよね。」
コン「誘ってあげたのに断るあなたが悪いです。」
シン「まだ断ってない!予定を微調整すれば多分行けるはず…!!」
コン「多分だとか曖昧なことを言うのは良くないと思います。『関西の人の行けたら行くは多分来ないよ。』って悠さんが言ってましたし。」
シン「僕、関西出身じゃないし、人でもないんだけど。」
コン「左様でございますか。」
シン「完全に興味がない人の返事じゃん。傷付くんだけど。」
コタツ「ドンマイです。」
シン「慰め方が緩いね。もっとちゃんと励ましてくれていいんだよ?」
コタツ「…。僕達の出身は関西なので。」
シン「急に抉ってくるじゃん。慰めタイムが一瞬で消えちゃった。」
コン「で、どうするんですか?まぁ、行かないとしても私は構わないですが。」
シン「行くよ。なんとかして行けるようにする。ってかハイド達も誘っちゃえばいいのでは?」
コン「既に誘った上で、OK出てますよ。」
コタツ「『え!楽しそう!!行きたい!!!』って。久しぶりにこっちに来るって言って楽しみにしてましたね。」
シン「え?待って。じゃあ僕がやめとこっかなって言った場合はどうなってたの?」
コタツ「その場合は『そうですか。ハイドさん達も来ると仰っていたので、1人でお留守番ですね。』って言われることになってました。」
シン「コタツが言いそうなセリフじゃないからこそグサッと刺さるね…。」
コン「その発言をする予定だったのは私ですからね。」
シン「やっぱりそうだよね。良かった。コタツじゃなくて。」
コン「シンが来るって言ったので、考えた返事が台無しになってしまいました。」
シン「たとえ考えなくてもコンならこの程度のセリフ言いそうだけどね。」
コン「心外ですね。私であれば更に尖った発言をしますよ。」
コタツ「そっちの意味ですか!?」
シン「初詣に行くなら大晦日の夜は寝るべきかな。」
コン「私は悠さんと年越しきつねうどんを食べます。」
シン「そばじゃないんだ…。あと、それも誘われてないんだけど。」
コタツ「僕も誘われてないですね。」
コン「ノーコメントで。」
シン「逃げられると思ったらダメだよ。」
コタツ「そうですよ。僕もきつねうどん食べたいです。」
シン「僕が言ってるのはそっちじゃないから。悠ちゃんと2人で、の方が気になるでしょ。」
コタツ「きっと悠さんのご家族がおられるでしょうから、そこは気にしてないです。」
コン「あ…。」
シン「コタツ、コンは気付いてなさそうだったよ。」
コン「いつか別の機会に2人でどこかに行くことにします。」
シン「すごくふわっとしてるね。」
コタツ「行けるといいですね。」
次回、番外編 やっぱ年明けは初詣!
です。
番外編は続きますが、その後くらいに本編が進みます(予定)。
作者は年末までアルバイトしてました。
行けば楽しいアルバイト。でも家でのんびりしてたい。
それはさておき、また来年も楽しめる1年になればいいなと思っております。
ではまた次回近いうちに投稿出来るように努力します。




