番外編 ホワイトにならないクリスマス
神様に会う前のあるクリスマスの日。その日も進学補講があるため、私達は学校へ向かっていた。
悠「愚痴ってもいい?」
彩葉「どうぞどうぞ。」
悠「クリスマスなのに学校があるのは100歩譲ってしゃーないとして。」
彩葉「え、それが許されるの?『クリスマスくらいエンジョイさせてよ!』って言うと思った。」
悠「まぁ、私のクリスマスはやってる様々なゲームにログインしてクリスマス報酬を貰うことだから、学校が終わってからでも出来るからね。」
彩葉「なるほど。たしかにそうかも。イルミネーションとかも行かないよね。」
悠「あのキラキラがキラキラしすぎてて眩しいからね。サングラスが欲しくなるね。」
彩葉「分かる。それで、話の続きは?」
悠「学校があるのはしゃーないし、先生も頑張ってるんやろしな。って感じなんやけど、ホワイトにならないクリスマスは許せなくない?って思って。」
彩葉「ホワイトにならないクリスマス?」
悠「クリスマスの日に雪が積もらないって話。その日だけは積もってほしいじゃん?憧れてるんだよね。」
彩葉「それは分かるかも。あの雪景色の中でクリスマスの曲聞きたいよね。」
悠「そうなんだよ!雪が降った年はあったんだよ。でも、積もるほどは降らなかったんだよね…。」
彩葉「上げてから下げるってやつだね。そりゃ沈むよね…。」
悠「ってことで、私はホワイトクリスマスをしてみたい!」
彩葉「ここじゃ、地域的に待っててもなってくれなそうだね。」
悠「だよね。現実的に目指すなら、ホワイトクリスマスになりそうな地域に行くとか?」
彩葉「そうなるだろうね。一緒に行こうか?」
悠「お願いしようかな。いつか北海道に行こうよ。」
彩葉「確実性を取るんだね。でも北海道の冬は寒すぎるって聞くよ?悠ちゃんは寒がりだし、耐えられないんじゃないかな。」
悠「たしかに。じゃあどこにする?」
彩葉「海外とか?」
悠「海外!?思い切ったこと言うね。」
彩葉「いやぁ、ありかなって思って。」
悠「ありやとは思うよ。でも、海外なら行けるとしても大人になってからやろうか。」
彩葉「じゃあ、もうちょい先か。」
悠「そうなるね。いつかの楽しみにしとこうか。」
彩葉「そうだね。将来のお楽しみだね。」
いつか見に行くホワイトクリスマス。カイロはきっと必須だろうな。
間に合いました。私、すごい。
今年中にもう1話は進めておきたいですね。
出来れば、って感じですが。
それでは、また次回もお楽しみいただけますように。




