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第七話 女子会 その一

枕投げ大会が終了して、私達は男女に分かれて寝室に移動した。


寝室への移動中


ハイド「お城だし、客室もいくつかあるから、そっちで寝泊まりしてくれてもいいんだけど。まあ、女子会みたいな感じで同じ部屋で寝たかったんだよね。客室よりも私達の部屋の方がゲームも揃ってるし。わざわざ客室まで持って行くのは面倒だからね。」

鈴「お姉ちゃんの部屋は人を招ける状態じゃないから必然的に私の部屋になったけどね。」

彩葉「それについては人のこと言えない人がここにいるから、気にしなくて大丈夫ですね。」

悠「彩葉、もしかしなくても私のことを言ってるよね?」

彩葉「だって、遊びに行く毎に悠ちゃんの部屋の状態が悪化してる気がするんよね。」

悠「それは、最初気にしてたけど、ほら、彩葉がそこまでめっちゃ気にするタイプじゃないって分かってきたら、なんかいっかなぁってなるじゃん?」

彩葉「いや、ぴっかぴかで完璧に整理整頓された状態じゃないとダメとかは思ってないし、そこまで求めはしないけど、机の上が埋まっていってると気付くよ。今じゃ机が机として機能してないじゃん。」

悠「そこでその状況を解決してくれるのが折りたたみ式テーブル!」

ハイド「分かる!移動もしやすいし、たためば場所もそこまで取らないし、物を置く台としても使えるから、部屋の片付けを後回しに出来るし。」

鈴「そんなとこで分かり合うのやめてほしいかな…。話しているうちに私の部屋着いたよ。今日はもう遅いし、明日もやることがあるから寝るべきだよね。」

ハイド「べきの話をするならそうだろうね。…話は変わるけど、女子会ってテンション上がるよね!」

鈴「お姉ちゃん、今日寝るつもりないでしょ。」

ハイド「だって、滅多にないじゃん?こんな機会。ちゃんと急ぎの用事とかは終わらせてあるから明日はのんびりしてもいいし。」

悠「すごいな…。」

彩葉「悠ちゃん、夏休みの宿題は最終日まで手をつけないタイプだからね。ってかそれどころじゃなく、教科毎の提出日の一日前まで置いておくタイプだったよね。」

悠「それがね…、最近は課題を終わらせるのに必要な日数を考えて、それに合わせて課題をするようにしてる。この前、調子に乗って課題の期限に間に合わなかったからね!」

鈴「ドヤ顔で言うことではないと思う。」

彩葉「もしかして気分沈んでた日の理由それ?なんかあったんかな、でも聞いてほしくなさそうやしな。話しにくいことなんかな。って思ってたのに。」

悠「それですね。紛らわしくて申し訳ない。」

ハイド「そっとしておく優しさが空回りしてる図だね。」

彩葉「まあ問題があって、とかじゃなかったならそれはそれで良かったのかな。」

悠「心配してくれてありがとう。頼るときはちゃんと頼るから大丈夫。」

彩葉「…そっか。ならいいや。」

ハイド「なんとなく気まずいこの空気…、鈴!なんとかして!!」

鈴「無茶ぶり過ぎるって。えー、さっきの枕投げ大会の振り返りでもしとく?今後またやる時の参考になるかもやし。」

ハイド「そうしよ、とりあえずそうしよ。えっと、神様と枕投げする機会なんて年に一回あるかないかくらいで楽しみにしてたけど、途中からはシンとコンが二人で喧嘩してるって感じになってたよね。」

悠「あれはコンの顔面にシンが枕をぶち当てたのが悪い。」

彩葉「私達が当てられたら首ごと吹っ飛びそうな威力だったよね。」

鈴「力加減という言葉を知らなそうだよね。」

悠「もし知っててその威力ならそれはそれでやばいよね。」

彩葉「コンが仕返したのは分かっててやってる感じだったけどね。」

悠「ぶち当ててきたシンに対しての仕返しだし、シンは神様なんだから大丈夫なんじゃない?簡単には死なないでしょ。」

ハイド「とことんシンに対する態度がキツいね。コンもだけど。」

彩葉「それはまあ、過去にシンがやらかしてるからってのもありますね。」

ハイド「え、なにそれ気になる!」

悠「かくかくしかじかあったんです。」

鈴「なるほど。シンが悠ちゃんと彩葉ちゃんに向かって殺す気で攻撃をしかけたことがあったと。」

ハイド「手加減を知らないっていう証明みたいだね。」

彩葉「あれにおいては、コンが止めに入ってくる確信があったからみたいでしたけど。」

悠「だからと言って、じゃあ気にしないとはなれないよねって感じかな。」

鈴「この話を聞いてて改めて思ったんだけどさ。なんだかんだで信頼し合ってるって感じあるよね、あの二人。」

悠「見てて楽しいと思えるし、喧嘩してても止めに入らなくて大丈夫だと思える空気感はあるかな。」

ハイド「なんかいいよね、推せるって感じがする!」

悠「分かります!二人が聞いたら嫌がりそうで、いるところでは言えないんですけどね。」

彩葉「今だからこそ言えるってやつだね。」

ハイド「いいなぁ、あの関係。チームとしても連携出来てたし、今回の枕投げ大会で更にチームワークに磨きがかかった感じあるじゃん?やっぱりうちの強化合宿でも取り入れてもいいと思うんだけどね。」

悠・彩葉「しない方がいいです。」」

鈴「お姉ちゃん、観戦してる側も止めてるんだし、それは諦めて。」

ハイド「はい。」

悠「そういや、あっちの部屋って、シン、コン、コタツと団長さんに律さんの五人だよね。どんな感じなんだろ。」

ハイド「シンとコンがまた喧嘩始めて、うちの二人が必死に宥めてるに一票かな。コタツは疲れて止める気力もなくなってるかも。」

彩葉「ありえる話ですね。」

鈴「気になるならあとでトランプでも持って、あっちの部屋行ってみる?」

悠「え、行きたい!」

彩葉「私もコタツが心配だし、行こうかな。」

ハイド「じゃあ決まりだね。お菓子のストックもあるし、あっちで話の続きしようか。」


そう言って、私達は鈴さんの部屋からシン達がいる客室へ移動することになった。喧嘩はしてると思う。断言してもいい。

私が書く話って、ひたすらに文字に起こし続けている感じなんですが、時々間に合わなくて忘れるんですよね。様々な分岐がそこでも起きていると捉えれば、それも選択として悪くないかとか思っちゃって、今日もいくつか忘れてます。次回は8/20(火)の予定です。めちゃくちゃ日常に全振りされてて、これって異世界ものだったよな?って作者がなってます。これからもよろしくお願いします。

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