学年末試験 定期試験シリーズⅢ
家紋武範様主催『知略企画』参加作品です。
中間試験、期末試験で懲りていない少年はさらに知恵を振り絞る。
学年末試験
僕はテストが苦手で成績が悪い中学生だ。
今年になって中間試験はカンニングで失格、期末試験は頭がよくなる薬を作ったが副作用で下痢を起こして試験を受けれなくて赤点。 楽しい補習の夏休みをエンジョイしたぜ(楽しくない)。
だけど僕の鋼の精神はネバーギブアップだ! テストがうまくいかないのならいい解答を書いてくれる人に憑依してもらおう。 降霊術の本を読んでそう思ったのだ。 だから僕は頭がいい人に憑依してもらうことにしたのだ。
頭がいい人というと、アインシュタインとかニュートンとかを想像してしまったが、彼らは外国人だ、日本語が……と思ったので、学問の神様と言われている菅原道真公に憑依してもらい解答してもらうのだ。 完璧だろ? 彼はなんせ学問の神様なのだから。
しかし失念していたのだ。
テスト当日
菅原道真公は平安時代の人間だということを……。 頭の中で古典は完ぺきだったが現代語が分からなかったのでした。
答案を古語で書いてしまい僕はまた赤点を取ったのでした。
絶対普通に勉強した方がいいと思う人です。
3部作突っ込みどころ満載ですが、 普通に勉強した話書いても面白くないので……。
この人のマネしないでください(笑)。




