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15話

今日一つ目の投稿です!!

<啓視点>

俺の名前は篠崎 啓。

幼い頃から組で育ってきた。

海と俺は幼馴染だ。(仲は良くないが)

そして物心つく頃から将来は若に仕えると聞いていた。

俺はそれが物凄く楽しみだった。


俺は器用な子供で頭も良く、勉強も武術も少しやるだけで何でもできるようになった。

そして、少しでも強く賢くなり若を支えられるように努力をし続けた。


そして今日、俺は初めて若に会う。


そして車に乗るとなんだか少し、父さんの様子が変だ。

不審に思って訊いてみると、俺がこれから仕える若、律さんの今までの話を聞いた。

生まれた時に母親が死んで、そのせいで父親に疎まれて、6歳の誕生日まで一度も会えず、さらに初めて父親と会う6歳の誕生日に再婚相手を紹介され同い年の姉もいて...。


そして別邸に追い出されて。


ちなみに母親がピアニストで父親がスポーツブランドの社長だからかは分からないが、幼い頃からピアノもサッカーも頑張っていたらしい。

そして6歳の誕生日の時物凄い怒りを感じただろうが再婚相手やその子供、父親を傷付けるような言葉は言わずまたほとんど赤ん坊の時以来はじめて泣いていたのを見たらしい。


その話を聞いた時、物凄い怒りが体から湧き上がるのを感じた。

その時側にいられなかったのが悔しい。(海の奴がいたと聞いたが)


というかこれだけのことがあって若は大丈夫なんだろうか。

あまり笑えなくなっていたりして...。


そしてレストランで若をみて近づく。

父さんに紹介されるまで若を観察する。

無表情だ。でも目は死んでない。

そして俺が自己紹介をすると海の方を見た後、丁寧な口調でよろしくと言ってきた。


6歳の子供があそこまで無表情なのは珍しい。

表情を悟らせないためというよりもともとって感じがあった。


若が昼飯をとりに行く間に海に訊く。

「若はもともと無表情なのか?」

すると海は、

「偶に笑いますが、だいたい無表情です。口数も多い方ではありません。律様自身はそう思ってないようですが..。」

自覚無しで無表情...。

あれ位の歳の子供がか...。

結構傷ついてるのでは..?

心配だなと思いながら料理を食べている若を見る。




ー律はー

こんな風にいろいろ考えている海や啓をよそにして勿論律は無表情なんて自覚はなかった。

多分前世からの影響だろう...。

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