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作家病

作者: へんくつ

今日も1日変わらない1日。

朝の1日のトレーニング

朝ごはんをとり、会社に行き仕事の合間に

小説の下書きを書き終える。

家に帰るとニュースを見て清書を書き終える。

たんたんとした毎日。


ランキングやビューを読み終えると考えて投稿。

昔はもっとかけたのにと自戒する。


視野が狭まるのは仕方がないことなのだろうと、

言い訳を考え始める。


毎日が変わらない。


日課で書いている小説を読み返す。どうもつまらないような気がする。


変わらない日常なのに書くのは変化のある世界ばかり

自己嫌悪による自暴自棄が始まった。


中二病回路が生命線だったのに、プツリとなにかが切れた。


こんな誰でもかけそうな文章で人を感動させられる訳がないと、もっとリアルにもっと感動的で、エロく残酷な文章を…


想像力がつきると何も書くものが無くなる。

果てしない欲望である。

認められる文章を書けるという思い込みはいつかはくずれだす。


それに対して人間は抗うことはできない。

想像は有限だから。無限ではない。


作家は知識のみで走り出す。いつかはつきるとも知らずに。


己の経験のみで走ることは自らの首を締め付けだした。

それに加えて読者から制限がついた。


空想は無限だったはず、それを読者が締め付けだした。


制限された世界で認められることにより彼の筆は止まってしまった。


今までの経験も本から受けた一方的な知識も

もはやなくなってしまったのだ。


空の状態でもはや書き終える気力も残らない。


これに対して私は名前をつけた。


「作家病」と




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