9/9
しがらみ後進曲
死にたいとは思うが、それにはしがらみが多すぎた。
踏ん切りをつけられないほど、大切に生かされているのはわかるが、それに応え続けるのは疲れる。
体だけは割りと丈夫だから、こんな時間があと30~40年は続くのかと思うと、とてもやりきれない。
死にたいのではない。「消えたい」
それは誰もが私の存在を忘れること。……私も含めて。
まあ、フィクションでもなければありえないはなし、
つまり、全ての責任を放棄したいのだ。
私が担っている労働力とか、小さな期待もろもろから。
だから、突然死でもいい。誰かが加害者で、私が被害者。10対0で、私に一切の過失なき死。 病気も可。ちょっとイタ苦しくても我慢できます。
そんなこと考えてても、お腹はへるし、眠くなる。仕事をサボる度胸もない。
小さな期待が煩わしい。でもそれを喜びにかえる努力をする。
しがらみではなくて。喜び。
今日は夜尿をしてしまった。
情けなくて消えたくなった。
それでも私は生きていく。