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作者: ライ

嘘は嫌いです


いつだって何かを間違えさせるから

何かを隠し続けるから


だから嫌い

全部嫌い


嫌いで

嫌で


嘘なんて無くなればいい

私から大事なものを奪うものなら無くなってしまえばいい


あの涙も

あの傷も


全部嘘に作られた


あの笑顔は

あの喜びは

あの未来は


全部奪われて汚された


本当に大事なものを守れるわけがないのに

救うことなんてできないと知っていたのに

私はそれに縋ってしまったのだ

私はそれを信じてしまったんだ


嘘なんて空洞な入れ物なのに

そんな入れ物に私は私は救いを求めた


嘘は嫌いです

だから私は

私が嫌い


嘘のように綺麗さっぱりに消えてしまえばいい

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