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雪女と少年  作者: 干からびた芋
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ササメside

手を握られたのはびっくりしたけど、すぐに離された。冷たかったのかなって思った。あれ、ユウリがうつむいちゃった?どうしたのかなぁなんて思いながら「じゃあ、行こう?」って言ってみる。「あ、うん。そだね。」ってユウリが頬を掻きながら、よそ見をして歩くもんだから。あっ、ほら、木にぶつかって頭おさえて、しゃがんでるよ。もぅ、何してんだか。「大丈夫?」と訊くと「うん、大丈夫!!」って慌てて言って、顔を真っ赤にさせて、恥ずかしかったのだろう。思わず笑ってしまった。「ほら、お手手。山道歩くの馴れてないけど、一緒なら、まだ安全でしょ?なんならエスコートしてよ。」って言うと「どちらかというとエスコートされそうな勢いだな。」って言って、ユウリは手を握り立ち上がった。「いいよ。別に。妹欲しかったし。」とニッコリしながら女の子扱いすると「エスコートさせて頂きます!!」って慌てて言うもんだから、もぅ可笑しくって。お手手を引っ張って貰いながら笑っていた。

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