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雪女と少年  作者: 干からびた芋
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レンside

また、誰やねんっちゅーねん。ごめんなさい。後で、ちゃんと自己紹介ぽいのさせますんで。

時間的にこの一つ前のササメsideの前あたりかなって思っていただければ。

王都から、一人の男が、ある開拓村に向かっていた。闇商人の情報網に引っ掛かった雪女の身柄を確保するために。それをこなせば、半年分のエリクサーが手に入る。条件は、生きて引き渡す事。

男は、それまでにも、冒険者ギルドで、高報酬の依頼をかなりこなしていた。しかし、お金は常に減っていき、ついには、預金も底をついた。どうしようもなくなった時、闇商人から直接、依頼を持ち掛けられた。

エリクサーはその使用者が覚えている健康状態にリセット出来る薬で、とても高価だった。その男にはどうしても、それが必要だった。だから、依頼報酬を聞いたとき、すぐに飛びついた。違法な事をするかもしれないのを覚悟で。妹の延命の為に。

前報酬として、エリクサー3週間分を支給してもらえる。もう、手持ちのエリクサーも無くなっていた男には、これを受ける以外の選択肢はなかった。王都を離れるのは、妹を置いていくことになるので、正直、気がかりだったが、あと半年は寿命が伸びたのだ。さっさと終わらせて、戻ってこればいい。

妹に、王都を離れる事を伝えたあと、知り合いにも、妹の事を頼み、闇商人から、馬2頭と馬車を借り受け、すぐに向かった。


開拓村から1番近い転移陣のある街まで跳んだ。そこから、一頭の馬で馬車を引くように繋ぎ、小型の荷馬車にもう一頭の馬を載せて、馬の手網を操り、馬を何度か交代させて、その男は不眠不休で進む。馬には栄養剤の入った少量の飼葉や水を馬車の上でやりながら、男は簡易食料を口に入れる。そうして、3日かけて、かなりの距離をかせぎ、睡眠の為に、半日、結界を張って休む。そして、また同じように強行して1日半。目的の開拓村が見えた。馬車と、馬は、近くの森に隠して、2日持つ結界を張り、餌の栄養剤入り飼葉と、水を置いていく。

馬は結界から出ない。出れば魔物に襲われるのを解っている。

まだ夜も明けきらぬうちから、商人などが、開拓村に入るために並んでいる。その列に紛れ込み、食べ物を少し売ってもらって、村に入ると、宿をとった。ベッドで依頼詳細を再度確認し、窓を上に押して少し開け、そこに木札を差し、仮眠をとりながら、現地諜報員を待つ。窓の外に人の気配がして、丸まった紙が差し込まれると、木札が回収されると、人の気配が遠のいていく。

起き上がり、紙を受け取って、中身を確認する。

新たな情報で、悪い情報は三日前から、ここで活動していた雪女の姿が消えた事。いい情報は、その時に、使い魔契約も破棄された事。これで、契約相手を殺す手間が無くなった。男は、急いで食事をとると、宿を出た。まだ、市場の準備をしている所の横を通り抜け、衛兵に声をかけ、村から出る。

冒険者ギルドに依頼されている、鉱山資源の調査名目で。

今回出てくる、男=レンって事で。

もうサブタイトル 男?sideが良かったのか!!ってくらい、名前が出てこなくて、すいません。後でちゃんと名前出しますんで!!ご心配なく。

しばらく、シリアス続くなぁーガックリ。

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