ジャンside
王様「はやくつ連れてきてね~。」
なんかワクワクしてますね、王様。
王様「え?何言ってるの、待ちくたびれだよ?ジャンに頼んでから何ヶ月たってると思ってるのさぁ~。しかも、まだかかるんだし。」
ジャン「ん?ついでにって話だったハズだよね?ぼくは仕事はこなしてるハズだよね?」
王様「やだなぁ、命令に決まってるじゃん。ボクが連れてこいっつったんだよ?」
ジャン「………。」イラッニッコリ
ドウドウ、ジャンさん堪えて堪えて。
ジャン「アハハッ、大丈夫ですよ?この国の為にじゃんじゃん未来観てもらって、廃人になるまで側にいさせてもらいますから。」
ジャンさん笑が黒い…。
さてと、兵舎の方でも宴会はしてる。巡回と変わりばんこで何人かは、働いてもらってるけど。もう、夜も明ける。
さてと、Sランクには全員声かけて、それから、雪女の囲い込みかな。
冒険者ギルドの方で報償金が支払われていく。
昨日の宴会のうちに、副ギルド長かなり頑張ってたな…。金目になりそうなもので、珍しくない部位をサッサと王都に転移させ、近場の商人に換金できる分は持ちかけ、まぁ、事前の手回しで、品が沢山出るから、お金持って立ち寄ってくれって事前に手回ししてたのも、功を奏したのだろう。
朝方には、現金も届き、ある程度の目処をたてていた。
まぁ、それでも、現物支給の人達も出るし、ある程度のランクの奴は、換金するのに待つのは慣れてるしな。
副ギルド長はかなり、荒れていたなぁ…。何しろ、
「責任者は、あなたなんですよおおお!!!いい加減にしてくださぁぁぁあい!!!」
とヒステリックに叫んで判子と書類を持って髪を振り乱しながら、ギルド長を器用に追い回して周りに指示しながら駆け抜けていってたからなぁ。
さて、ギルドへの話し合いと、報酬についての話は終わったし。
フフッ、僕はこれから、嘘は言わないけど、騙すことになるのかな、彼らを。
手順書を取寄せれば、時間はかかるけど、ここでブレレットを外せる。でも、王都に来てもらわわないといけないので、その事は言わない。
まぁ、王都消滅とか洒落にもならないし、確率が下がるなら、王さんの言う事も聞くさ。王都には僕の家族が居るんだから。
ジャンさん詐欺ですかぁぁああ!!!
ジャン「やだなぁ。人聞きの悪いこと言わないでよ。嘘はついてないですよ。」ニッコリ
王様「そう、情報を隠して、勘違いをおこさすだけだよね~。」
…やっぱり、さ……
ジャン「ん?何かな?」ニッコリ
いえ、何もありません!はい!何もありませんとも!!