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雪女と少年  作者: 干からびた芋
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ジャンside

ジャン「うわぁ、何これぇ…こんなしょうもないことして。もう、仕方ないですねぇ?…ん?」

あ、起きた。冷静にゴシゴシ顔を擦ってるけど油性ですがな…。

ジャン「へぇ~わざわざ瞼の上に目を書いて、ネズミ髭が、3本ですか、赤鼻で…フフフ…僕、魔力を薄く広げるの得意なんですよね~ラトさん。」

あ、模様が浮いた…どっか飛んでくなぁ…。

ラトアヌス「ぎゃぁ!!なんか、顔に引っ付いた!!」

どっかからか、大きな叫び声が…つーかこれ、となりじゃねぇ…。

ジャン「自業自得だよね~。」ニコリ





休憩のあと、ちょっとゴタゴタしたけど、交代して、状態を確認する。

あと、残ってる大きい魔力は、アルラウネとアダマンかな?

岩男(アダマン)の方は結界で相対しないようにしてるが、かなりの硬さと重い拳、一発打たれると、結界に魔力がガンガン奪われていくようで、結界強度が上下している。

その上、攻撃があまり効いていないようだし…。そこにいる中の、上位兵士達を選抜させて対応させてみるが、新しく来た3人のヨルダン、ヒルダート、ライアン達と連携がきつそうだ。兵士が動きを抑え込みつつ、新たな3人しか攻撃が通らないから、3人に攻撃させて、なんとかギリギリ均衡が保たれている。

聖属性の魔法を使える奴は全て引っ込ませていた。後始末に、ガンガン魔法使ってもらわないといけないし、ねぇ…。

兵士達は飛び抜けて強い奴も居ないが、連携が取れているので、もう、後ろの雑魚とかはあらかた片付いていた。

アルラウネの方は、土属性じゃキツイだろう。トールゥドも、その前に来てた土属性の魔物とかに苦戦して、かなり疲弊している。

トールゥドが結界を担当してユウリに戦いを任せているってところか…。まぁ、相性的にはユウリがいいけど、体調が万全じゃない。しかも、日が昇れば植物女(アルラウネ)の動きが活発になる。日光で生命力と魔力を増やしてしまう。

だが、とりあえず、後ろもだぶついてきたし、聖属性の奴等に動いてもらうか。

ジャン「エドォ、聴こえる~?固めた魔物の遺骸と、土地を戦闘区域以外の外区画から、浄化していって~。…ああ、後の素材の切り出しは、冒険者達にしてもらったらいいさ。ああ、魔物の運び出しは、手の空いた兵士にさせていって。ん。」

部下に念話で、連絡をとり、動いてもらう。

さて、冒険者ギルドの長は、街のあちこちの結界(特に酒場と、街の外壁)を維持してもらってるが…。副ギルド長は、喜んで後ろの冒険者達と魔物を倒し、周りが終わったとあれば、サッサと素材を剥ぎ取りにかかっている。…いや、逆のようだ…。ギルド長が、外に出てるのか…。

まぁ、協力してくれて、支持のとおりにしてくれてるなら、構わない。

あ~、剥ぎ取りは浄化終わってからにして欲しかったんだけど…まぁ、後からでもいいかなぁ。

士気も上がってるみたいだし。

黒魔石さえ、管理して処理してもらえれば、問題ない。

ギルド長なら、分かっているはずだし、後で一声みんなの前でかけておけば大丈夫だろう。








ユウリ「アルラウネじゃないし…あ〜でも、アダマンに当たらなくて良かったかも。」

それは、魔力しか見てないからだね、(ジャンさん)は。仕方ないよ。間違えるの。

それに倒すのキツそうだもんね~、アダマンはぁ。

ヨルダン「あの細腕でなんで怪力なんだ!!(ちんま)いし。」

ヒルダート「金の目の全身岩の女の子…足グセ悪すぎねぇか?」

ライアン「そこがいい!!容赦なく蹴りだすなんてナカナカじゃないか?!なあ!!」

いや、同意を求められても、ねぇ…。

トールゥド「あー…全身硬そうな鉱石じゃないか?殺りにくそうだな…。」

ユウリ「ってか女の子だったの!?こっちはヤローだよ…。」

マンドラゴラだからなぁ…しかも無駄に美形のな。

マック「けっ、野郎が美形なんて、だれも喜ばんわ!!」

チョビル「まあまあ、ボコボコに出来るぞ?敵だしな。」ニヤリ

マック、ユウリ「ああ、なるほど。」

何なんだ!!ここは!!ななるほどじゃねぇだろ。モテない男の集いかよ!!いや、美形の男を殴りてぇのは確かだけども!!


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