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雪女と少年  作者: 干からびた芋
145/163

メキルside

マック「久々の更新だな。」

何しろ、作者が、司書になるために異世界で頑張る女の子の話に、夢中だったカラダネ。

マック「おい!俺らの事忘れてたのか?」

いや、だって面白かったんだよ。書こうとは思ったんだけど、続きが気になって最後まで…。と、申しております。

マック「反省する気ねえだろ…。」

ゴメン。テヘペロ。だそうです。イラッときましたね…。

マック「解説、俺もだ…」

救護所に戻って作業している。

次から次へと運ばれる怪我人の治療。兵士達の方も、かなり来ている。

手をあてて傷口に体液を張り付かせ、毒の有無や体組織の壊れ具合を調べ、問題がないようにして欠損部位に同化させて切り離す。そして、次の人へ。

この時に、傷口に付着している黒い魔力は、人より魔族に馴染みやすいのか、勝手に自分の魔力に引っ付いてきて貰ってきてしまう。

微量なのが救いだ。まだベッドで寝ているあの子の分も頑張らなきゃ。


わたしが時間通りに救護所に戻って来れたのは、マックっていう冒険者のおかげだ。

世話焼きなチビ雪女がオーク化しかけて、倒されかけ、瀕死状態になったので、必死に治療を施していた。チビ雪女は、私が溜め込んでいた黒い魔力を何度か吸い取ってくれた。そのせいでオーク化しかけたのかもしれないって思うと、なんとか、助かって欲しいと思った。死んで欲しくない。必死で治療していた。

そんな時、(マック)が現れて、雪女の魔核?の破片、えっと、倒されてるから魔石かな?を渡してくれた。

最初に(マック)と会ったとき、胸を見ながら声をかけられ、あちこちの女の子に声かけてたから、印象にすごく残っていた。

でも、まさかスライム状態で、名前呼ばれるとは思わなかったけど…。覚えてたんだ…なまえ。

こっちを見て、少しの間、固まったけど、後は普通に声かけてた。しかも、魔石もポイって投げてきたから、フニョンと身体の中に潜り込んでしまった。

溶かして吸収してしまう前に慌てて、チビ雪女の口の中に押し込み飲ませようとした。

でも、躊躇してしまう。

大丈夫だろうか?わたしは、魔核を強化するために、魔石を飲むのが嫌だった。記憶と共に感情もひきずられてしまう。冒険者と行動を共にすることが多いのに、冒険者達に殺される記憶が増えていったから…。

痛い。怖い。生きたい。そんな、小さな感情の薄波(さざなみ)が…。

けれど、(マック)の言うとおりで命には替えられない。このままだと、少しの動きで、魔核が砕けてしまうかもしれなかったから。飲ませて、しばらくすると魔核が少し強化され、罅割れが少し修復された。これで、ほっといても大丈夫だろう。ホッと一息つくと、チビ雪女から身体を離して人型に戻ると、そっと部屋を出た。

酒場で、雪女さん達と女エルフさん達に軽く、チビ雪女さんの状態を説明して、自分の部屋に戻り休んでから、救護所に戻って来たのだった。

あれぇ?マックに報告は?

メキル「ん?酔いつぶれて?寝てた。」

え?早くない?ササメちゃんに飲ませてすぐ出て来たんじゃないの?

エレン「疲れてたのねぇ。一杯の途中でもう意識とんだみたいよ。フフッ。かわいいボウヤねぇ。」「「ええ、ほんとに。フフフッ」」

オゥ…。妖艶なお姉さん達は好きですか?YEEEEEEEES!!

メキル「?解説さん?」

は!意識が違う世界に飛んでいたようだ。

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