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雪女と少年  作者: 干からびた芋
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ササメside

ユウリの妹への手土産の山菜と、依頼の薬草を採取

しながら、辺りに居る魔狼や、白魔熊など、危険になりそうなものを、凍らせて吸収していく。いつもより、高い所まで来ていたので、気配を探知してどんどん倒していた。まだユウリには、危ないところだし、気をつけないと。


ササメ「ユウリ~、一応強そうな魔物は倒してるけど、魔物が結構多いから、危ないと感じたら大声出してね?」

ユウリ「うん、わかった。」

ササメ「あと、なに集めるの?」

ユウリ「えっと、薄紅草と、甘蔗ヅルの根と…後は集まってるから、それぐらいかな。」

ササメ「ん、わかった。」


あっ、うわぁ、この辺、蜘蛛いっぱい。退治した方がいいな。

まぁ、弱いけど、こんだけ居ると気持ち悪い。さっさと退治して、薬草をまた集めはじめた。


ササメ「薄紅草が11、甘蔗ヅルの根3だけど、どう

?」

ユウリ「うん、あと少しだね。甘蔗ヅルの根がさっき23だったから、あと4個かな。」

ササメ「そう。じゃあ、もうひと頑張りね。」

終わったら、何しようかな。って思いながら黙々と集める。

ササメ「ねぇ、ユウリ、そろそろじゃない?」

…ん、あれ?どうしたんだろう返事がない。

ササメ「ユウリ~?」

不安になって、慌ててユウリがいた方に向かう。「ユウリ!!」そこには、倒れて意識を失っているユウリと、さっき大量に倒したのと同じ蜘蛛が一匹、ナイフに刺され死んでいた。慌てて近寄ると、脇腹に鋭い呀が喰い込んで裂け、そこから血が溢れている。頬を強く張るが、意識が戻る様子もない。どうしよう!!毒!!

急いで、傷口とその周辺の毒が入ってそうなところの内部まで凍らせる。毒消し、特殊毒、覚えておけば良かったと、頭によぎる。村。村だったら、治せる人が居るはず。そこまで考えると、何も考えられず、急いで風飛びでむかった。…自分が雪女なのも忘れて。

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