マックside2
エレン達「マックは何を焦ってるのかしらねぇ?」
「あんなに可愛い容姿なのにねぇ。」
え?そうなの?
エレン達「あの調子ならまだ10代でしょうねぇ。貴族なら学校ぐらい出してもらえたのじゃないかと…。」
…もしや、家出少年?
エレン達「それはないと思うわ。けど、童貞は彼女できた時にとってもらった方がいいと思うのよねぇ。」
ああ、それが相手をしない理由?
エレン「フフッ。だって、可愛いくて腕も立つから、別にやぶさかではないのよ。」
「こんなおばちゃん達に捧げたら勿体無いわ。」
お、おばちゃんですか、お姉さんに見えますが…。
「やあねぇ、マックからしたらって話よ。」
「まぁマックには内緒ね。」
エレンちゃん達の総意でした。ちゃんちゃん。
ったく、楽しみにして宿に来たのに、なんで男が居るんだよ。そう思って不機嫌になる。相手をじっと睨む。
エレン「マックゥ。ごめんねぇ?お店、開けれなくて。ちょっとこちらの方達と同室になっちゃうけどぉ、そっちの子はこっちの子のお客さんだからぁ。」
そう言って、エレンちゃん達は腕に胸を押し付けて上目遣いに謝ってきた。
マック「ま、まぁ、いいってことよ。」
そんなサービスされたら、不機嫌なんかふっとんじゃうぜ。
その男の横のガキを下から上まで見て
マック「それにしても、…アンタ幼女趣味?」
ユウリ「えっと、…妖女趣味かどうかはわからないけど、ササメちゃんは俺の趣味かな。」
男が戸惑いつつ、ハッキリと言いきったのを聞いて安心する。
マック「そうか、そうか。なら、心配いらねぇな。」
そう言って、男の肩を叩く。
ササメ 「…ユウリ…ヨウジョ違いだよ…。」
おっと、落ち込ませちまったか
マック「ん?なに、大人になったら、元が良いんだ、胸も出て美人さんになるさ。」
ここはリップサービスだな。
ササメ「…大人になれないもん。」
マック「心配しなくても、オークなら、心配しなさんな。このマックが居るんだからな!エレンちゃん達と一緒に守ってやんよ。」
そう言って、不安がってる、ガキの頭をポンポン撫でる。
ササメ「だったら、ユウリ、ユウリを守って!」
ガキは勢いよくそう言う。ユウリちゃんか美人さんかな?そう思って、辺りを見渡すが…
ユウリ「な、ば!ササメ、俺は自分の身ぐらい守れるし!」
マック「なんだ、野郎かよ!まぁ、子供でも女性の頼み事だかんな。守ってやんよ。そん代わり、こんくらいボインちゃんなったら、俺と一杯飲みに行こうや。」
横のエレンの胸を揉みながら、言う。
ササメ「…約束できない…。」
生真面目なガキンチョだな。
マック「ハハッ、嘘でも良いんだよ。どうせ俺は人間だし、長生きせんからな。」
そう言ってエレンちゃん達と一緒に先に部屋に入っていった。
マック「ええっ、ユウリさん、童貞じゃないの!クッ…ま、負けた…。」
あれ、エレンちゃん達と呑んでたんじゃ…。
ユウリ「いや、そ、それがなんでか、絡まれて……いや、か勝ち負けの問題じゃないからね…。」
マック「師匠、どうしたら、童貞棄てれますか。俺、俺、もう負け組になりたくねぇ……。」
ええと、オイオイ泣いてる?
ユウリ「いや、負け組ってなに……。師匠じゃないし…。」
………ユウリ、とりあえず、友達出来て良かったね。
ユウリ「いや、この状態で、友達?なんか違うし…なんか逃げてない解説さん?」
いやぁ、絡み酒大変そうだなと…ハハッ…。