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雪女と少年  作者: 干からびた芋
122/163

マックside2

エレン達「マックは何を焦ってるのかしらねぇ?」

「あんなに可愛い容姿なのにねぇ。」

え?そうなの?

エレン達「あの調子ならまだ10代でしょうねぇ。貴族なら学校ぐらい出してもらえたのじゃないかと…。」

…もしや、家出少年?

エレン達「それはないと思うわ。けど、童貞は彼女できた時にとってもらった方がいいと思うのよねぇ。」

ああ、それが相手をしない理由?

エレン「フフッ。だって、可愛いくて腕も立つから、別にやぶさかではないのよ。」

「こんなおばちゃん達に捧げたら勿体無いわ。」

お、おばちゃんですか、お姉さんに見えますが…。

「やあねぇ、マックからしたらって話よ。」

「まぁマックには内緒ね。」

エレンちゃん達の総意でした。ちゃんちゃん。


ったく、楽しみにして宿に来たのに、なんで男が居るんだよ。そう思って不機嫌になる。相手をじっと睨む。

エレン「マックゥ。ごめんねぇ?お店、開けれなくて。ちょっとこちらの方達と同室になっちゃうけどぉ、そっちの子はこっちの子のお客さんだからぁ。」

そう言って、エレンちゃん達は腕に胸を押し付けて上目遣いに謝ってきた。

マック「ま、まぁ、いいってことよ。」

そんなサービスされたら、不機嫌なんかふっとんじゃうぜ。

その男の横のガキを下から上まで見て

マック「それにしても、…アンタ幼女趣味?」

ユウリ「えっと、…妖女趣味かどうかはわからないけど、ササメちゃんは俺の趣味(このみ)かな。」

男が戸惑いつつ、ハッキリと言いきったのを聞いて安心する。

マック「そうか、そうか。なら、心配いらねぇな。」

そう言って、男の肩を叩く。

ササメ 「…ユウリ…ヨウジョ違いだよ…。」

おっと、落ち込ませちまったか

マック「ん?なに、大人になったら、元が良いんだ、胸も出て美人さんになるさ。」

ここはリップサービスだな。

ササメ「…大人になれないもん。」

マック「心配しなくても、オークなら、心配しなさんな。このマックが居るんだからな!エレンちゃん達と一緒に守ってやんよ。」

そう言って、不安がってる、ガキの頭をポンポン撫でる。

ササメ「だったら、ユウリ、ユウリを守って!」

ガキは勢いよくそう言う。ユウリちゃんか美人さんかな?そう思って、辺りを見渡すが…

ユウリ「な、ば!ササメ、俺は自分の身ぐらい守れるし!」

マック「なんだ、野郎かよ!まぁ、子供でも女性の頼み事だかんな。守ってやんよ。そん代わり、こんくらいボインちゃんなったら、俺と一杯飲みに行こうや。」

横のエレンの胸を揉みながら、言う。

ササメ「…約束できない…。」

生真面目なガキンチョだな。

マック「ハハッ、嘘でも良いんだよ。どうせ俺は人間だし、長生きせんからな。」

そう言ってエレンちゃん達と一緒に先に部屋に入っていった。

マック「ええっ、ユウリさん、童貞じゃないの!クッ…ま、負けた…。」

あれ、エレンちゃん達と呑んでたんじゃ…。

ユウリ「いや、そ、それがなんでか、絡まれて……いや、か勝ち負けの問題じゃないからね…。」

マック「師匠、どうしたら、童貞棄てれますか。俺、俺、もう負け組になりたくねぇ……。」

ええと、オイオイ泣いてる?

ユウリ「いや、負け組ってなに……。師匠じゃないし…。」

………ユウリ、とりあえず、友達出来て良かったね。

ユウリ「いや、この状態で、友達?なんか違うし…なんか逃げてない解説さん?」

いやぁ、絡み酒大変そうだなと…ハハッ…。

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