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雪女と少年  作者: 干からびた芋
119/163

ディアスside

えっと、とりあえず、馬車で朝?昼?頃ついて、ササメが昼から酒場に、

ササメ「ま、待って!その書き方おかしい。私が昼間っから、酒場に入り浸ってるみたいじゃん。」

そしてディアスさんとユウリが修行して、酒場に治療にGo!

ササメ「解説さん、スルーってひどい。」

そして、浅い夕方辺りに、ジャンさんがディアスさんの部屋訪ねて、んで、その後、遅くに偵察の冒険者が戻って来ての、ディアスさん報告受けて、ディアスさんがそれを受けて、昼夜交代して作ってた砦?罠を止めさせて、深夜に、ジャンさん所に報告。って流れだよね?

ユウリ「説明ながい!!ってかめっちゃ、解説っぽい。」

解説ですから。エッヘン。

ユウリ「今まで、サボってた?」

なっ!失礼な。ややこしいから、流石に纏めとかんと不味いかと思ってしたのに!!

ユウリ「まあ、確かに、一日に詰め込み詰め込みだから。って、俺、ボロボロにされて、の翌日昼過ぎから、魔物に対処?き、キツくね?」

ディアス「ササメに治療してもらって全開だろうが!!」

ユウリ「えー…。ってササメちゃん、なんかいじけてる…。」

ササメ「どうせ、私なんて…グスン……」



隣国は聖結界を発動させつつ、捨て兵士を俺達の国側から迂回しながら突っ込ませて、こちらに誘導させてきた。


まぁ、聖結界だけなら、オークにぶつかったら、弾きはするが、魔力の消費が半端ない。

破壊衝動があるので、常に壊そうと突っ込んで来るだろう。だから、破壊衝動を利用して、兵士を此方から突っ込ませて、こちら側に逃げ込ませようとした。そいつらはすぐに死んだが、方向性は決ってしまったのだ。

こちら側の偵察は、この習性があるのでオークに遭遇した場合、空中(うえ)に向かい転移を使う事にするか、転移出来ない状況ならその場で、自害するように言われている。

それも、徹底していた。

偵察の冒険者ケインとラークが隣国の兵士に気づいて止めようと動いたが、突破されてしまい、怪我を負いながら、転移で戻って来た。

ケイン「すまん。突破された。」

ラーク「あいつら、多分隣国のヤツらだ。言葉(イントネーション)がおかしかったから…クソっ!!」

まあ、予想できた事だな。すぐに兵を派遣して鎮圧に乗り出してなかった時点で。

ディアス 「いや、仕方無いさ。ご苦労だったな。怪我治しとけよ。あと、魔法陣が発動したら、作戦を開始するから、それまで休んどけ。」

回復薬を渡して労う。ケインとラークは受け取ると去って行った。

俺は、その足で、作業中の現場にむかう。この辺は間に合わねぇし、休ませねぇとな。

隣国はオークに対処できないから、オークの習性を利用し、こちらに押し付けたのだろう。

攻撃して来た側(生き物がいる側)にオークがなだれ込む。

もちろん、こちらも、ある程度は準備はしていた。

兵隊や冒険者が日夜準備していた、大規模な落とし穴で埋め込んだり、地形を利用し幅を狭めたりできるように。後は、撤退しながらの後退戦の為の、ちょっとした砦。後は、魔晶石に魔力を溜め込んで置くことで、戦闘時の消費を補填できるようにしたり。攻撃用の大規模な魔法陣を仕込んでいたり。

そうしないと、集めてきた冒険者では、被害が多すぎる。まあ、騎士団の方もだが。

Sランカー15人くらい居りゃ、殲滅するのも楽だろうに。他の奴は下がらせておけるし。

此処に居るのは俺、隊長、貴族の5男坊、弟子(ユウリ)。まあ、このメンバー全員で本気出せば、他が居なくても半分は削れるだろうな。後が続かんが。

思考してると現場に着く。

とりあえず、作業中の奴らも下がらせて休憩させるように指示する。

それから、宿舎に向かい、あるドアの前で止まる。目的の人物が中に居る。俺の苦手なタイプの奴。

ジャン「入っといでよ。遠慮せずにさ。クスクス。」

中から声がかけられる。溜息をついてから、ドアを開け入る。

ディアス「オークが来るぞ。隣国が、やりやがった。」

そう、俺が報告すると、ジャンは

ジャン「まあ、証拠も残らないし、楽だよね。」

書類を見ながら、返事をする。そして俺の方を見たので、俺は渡されていた、指示書を出し、

ディアス「冒険者の方の作戦は、ここまでだ。あと、ここの追加分は、取りやめする。」

書類を渡して、ペンで線を引き説明をする。

ジャン「おっ、ここ迄進めてくれたんだ。上出来、上出来。じゃあ、後は任せて。君も、前に出るんだから、休んじゃって。ご苦労さま。」

返事が軽すぎて不安になる。

ディアス「撤退はちゃんとさせてくれよ。」

一応、釘を刺しておこうと、一言いれるのだが、

ジャン「は~いはい。グール増やす趣味ないから。安心して。」

そういいつつ、次の書類に目を通しながら、手をヒラヒラさせている。

真面目なのか不真面目なのか…。溜息をついて部屋を出たのだった。

部屋に戻ると、ベットに横になり目を瞑る。

その夜遅くに、置型魔法陣が反応して、爆音を鳴らし、爆炎と聖光が広範囲に渡り辺りを眩く照らした。

この炎と光が消えるのは昼過ぎ。

それまでの束の間の休息。その後は、休憩も侭ならなくなるだろう。


えー…こんなすごい魔法陣あるなら、何個も設置したら終わりじゃない?

ジャン「そう思うでしょ?ところがどっこい、お金かかり過ぎんのよ。魔石何万個要ると思うよ。ハハッ」

わぁー、かなり盛大にぶっ飛んでいったんですね、お金。

ジャン「まあ、地形も関係あるけど、そう言う事、費用対効果で使えるのは一回ぽっきりでございまーす。アハハッ。」

なんか、壊れてます?

ジャン「自分のお金じゃないとはいえ、すごい額だったから、平常じゃないかもね。フフ~フ…」

おう…。そうなんだ…。

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