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雪女と少年  作者: 干からびた芋
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後始末。事情説明。もろもろ。

さ~て、サラッといきますよ~?

ササメ「うん。のんべんだらりの文章だったから、早く進めるんだね。」

ユウリ「この作者文章力ないからね~。」

…なんか、ツッコミ、冷たい。

ササメ「当たり前じゃない?」

…。

ササメside


結局、あの後、色々話しあった。

一緒に暮らすかどうかを聞いて、それから、契約は辞めといた方がいい事を伝えた。もし契約してしまえば、リリックさんが、弱すぎるために、リチアさん、リリックさん、ともに危険が伴うから。

それから、リチアさんはリリックさんに恋愛感情は抱いてないこと。これには、ビックリした。だって、リチアさんから、話を聴いて、てっきり、恋人同士だと思ってたから。しかも、リチアさんは、もう龍の里で、(つがい)の役目は果たしているそうで、子供も居るそうだ。でも、感情は入らず「長老に言われたから。」まぁ、これは、龍の里では当たり前で、リチアさん曰く、「義務さえ果たしていれば、自由にしていいから。」らしい。

相手も、そういう感情は抱いていなかったらしい。

子供は、龍は集落で引き取って育てられるらしく、親は育てないのだそう。そういうものらしい。

「可愛いけど、育てるもんじゃない。身体がいくつあっても足りない。だから、子供どうしで学ばせる。」

んだそうです。生まれた時から、知識がある程度あり、なおかつ、力があるため、手に負えないのだそう。

「リリックさんは気に入っているし、友達。一緒にいて楽しい。…居ないと、最近寂しく感じる。だから一緒に居たい。」このセリフから分かる通り、 リリックさんは告白したつもりでも、リチアさんにとって、ただ、使い魔契約をして欲しいって意味にしか取られていなかった。

「使い魔契約してもいいって思えたから。」

それでも、リリックさんはめげなかった。

普通の人なら、子持ちとか、恋愛感情で好きなのではないって言われたら、凹むし、諦める人が大半ではなかろうか?

これは素直に、リリックさんがすごいと思った。

「それでも、俺はリチアが好きで、リチアが迷惑じゃねぇなら 、側に居たい。…そして、何時か惚れさせてみせる。 」と意気込んでいた。

リチアさんは、もちろん、笑顔を見せながら「じゃあ、一緒に居れる時間が増えるのね。」と、素直に喜んでいた。リリックさんはずっと寄り添うつもりのようだ。

一緒に森の中に暮らす事にして、町には通い冒険者になる事にしたリリックさん。何かと大変になると思う。何しろ、必要な物を町で買い、依頼を受けて、森に戻り、翌日また、町に戻ってくるのだから。荷物を持てば、機動力が落ちる。逃げ専の彼にはキツいだろう。でも、リチアさんがフォローするから大丈夫か。

それから、冒険者ギルド、ギルド長にも、ちゃんと事情を説明して、(リチアさん)がいる事や、リリックさんと(リチアさん)が仲がいい事などを、なるべく情報規制をして、外に漏らさないようにや約束して貰ったり、冒険者さん1名への口止めと事情説明なり、色々する事はあった。

この冒険者さんは、リリックさんが死にに行かないよう、ギルド長に頼まれて、ずっと軟禁していたらしい。まぁ、逃げられてたが。

この冒険者さんが、リチアさんがリリックさんに攻撃されている時に、間に入って、リリックさんを引きずって町に戻った、勇気のある冒険者さんだった。

普通に事情がわからなければ、竜に挑むFランク冒険者さんって、自殺行為だよね。

ギルド長は物分かりのいい人なので助かった。私達は今回は、ほとんど何もしてないので、依頼報酬金は辞退した。その代わり、新婚さん?通い友達?になった、リリックさん達、2人に選別として、渡してあげて欲しいとユウリは、ギルド長にお願いしたのだそう。

ギルド長は、2つ返事でお願いを聞いてくれたそうだ。

ただ、去り際に、例の海岸の事に関して、

「あれ、お前さんたちが原因じゃないかね?別に責める気も、賠償金取ろうとも、思っちゃいねえよ。ただの確認だ。」って軽く探りを入れられ、答えてはいないが、「その反応で十分だ。」って言われたらしい。

「こんな時に、そんな無表情で、黙ってたら、隠し事してますって言ってるようなもんだぜ。」って笑って言われたそうだ。「次から、笑ってサラっと違います。つって胡散臭い笑顔晒しときゃいい。」って言われたそうだ。

笑って見逃してくれた事に感謝。

「まぁ、今回は助かった。また、厄介事も時々入るだろうし、また機会があったら、よってってくれよ。」

って声をかけてくれたそうだ。

そうして、この町を後にしたのだった。


ササメ「フフフッ、リリックさんすごい一途だねぇ?」

ユウリ「うん。そうだね。それに、一緒に静かに暮らせる。」

ササメ「羨ましい?」

ユウリ「少し、な。でも、ササメがいる事が1番だから。」

ササメ「何時か、ちゃんと、ユウリから告白されたいなぁ。」

ユウリ「あれ、いつもさササメを愛してること、伝えてるつもりなんだけどなぁ。足りない?」

ササメ「もぉ。そうことじゃなくて、その…なんていうか…。」

ユウリ「フフッ、わかってるって、ちゃんと考えてるから。」

イチャイチャしやがって、コノヤロウ!ササメも、顔赤くして、ユウリは、ササメにキス落として、なかなかの雰囲気作ってやがるじゃねぇか!ひっつきすぎなんだよ!このやろー!!

ササメ「解説、ジャ・マ!!」

ユウリ「わぁ…、ちょっと、やり過ぎ、氷のブロック漬けなんて。…逃げる暇も、与えなかった…。」




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