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第8話:使い魔

今回も短くてすみません。

小説でご意見があれば、是非書いていただきたいです。

参考にさせていただきます。

「あの〜、いろいろ聞きたいことがあるんですけど.... まずは、名前はなんなの?」


「リリムと言います。 本当の名前は覚えていないんですけど.....」


「どういうこと?」


「私も、瑠奈さんと同じで人体実験されたんです。蝙蝠の他に動物になれないかという実験で、猫になるのは成功したんですけど、何かに失敗したと言われて…何に失敗したのかはわからないんですけど。」


「リリムも連れ去られて人体実験されたんだ。」


「はい。普通は実験に成功するのが極一部なんです。私は、失敗作だといって処分されるはずだったんですけど、ある理由で処分は免れました。リリムっていう名前もそこでつけられたんです。ですが、それ以前の記憶はまったくなくて。」


そう言うと、リリムは実験されていたときのことをおもいだしたのか、突然泣き出した。


「大丈夫?」


「すみません。何でもありません。」


リリムは無理に笑っていた。

多分、俺に心配をかけさせないためだろう。

俺は、リリムがどうしようもなく可哀想に思えてきた。何かこの子のためにできることはないのだろうか…


「リリム、これからよろしく‼︎」


今の俺には何も出来ない。できることといえば、この子の使い魔にさせて欲しいという願いを受け入れることぐらいしかできないだろう。でも、いつかはこの子が心から笑顔になるようにしてあげたい。


「ハイ‼︎」


リリムはニコニコして返事をした…ように俺は見えた。


でも、その時の俺は思いもしなかった。リリムとの出会いが俺をさらに非日常な世界に巻き込んでいくことを…

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