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目覚めると吸血鬼少女に  作者: らーめんま
第二章 異世界潜伏編
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第46話:ラド王国へ

かなり間が空きました。すみません。

ルナの真剣な眼差しを見たマサキとリリムはルナの考えに同意することにした。


「そこまで言うんならルナの言うとおりにするさ。」


「そうですね。それならルナさんが魔王国に潜入している間に私たちはルナさんの壊れた杖の代わりになるものを探してきます。」


「それは助かるよ。ありがとう!じゃー頼んだよ。」


こうしてルナは隣国の魔物の国に。リリムとマサキは大きな町まで移動し、ルナの武器を探してくることで合意した。

そしてルナは早速出発することにした。


「それじゃ、行ってくるね。」


「もう行くのか?気をつけてな。」


「ルナさん、頑張ってきてください!」




■□■

「それにしても山はあまり高くなくて良かったな。ここからはリリムから血を貰うこともできないから、できるだけ魔力を節約しないと。」


国境は山脈に沿っている。といっても、山脈もそれほど標高が高い山々ではない。もともとは魔界は魔物たちに占領される以前は普通の平和な国でエルド王国とも交流があったため、山には舗装された道があるのだが、そこは魔王軍の魔物が配備されているため通ることができない。そのため吸血鬼の姿になり空を飛ぶだけでも魔力を消費してしまうので、歩いてこの山中を越えていくルナにとってはありがたいことだった。


まだエルド王国の領地だが、隣国との国境が近いこともあり、暗く霧がかっている山には魔物も出現した。

さっきから何度もゴブリンの襲撃に遭っている。


ルナが山を登りつつげていくと、頂上が見えてきた。

いよいよ最大の難関がきた。というのも山のてっぺんには、矢倉が付いており、そこから侵入者がいないか監視しているという。


ルナは木々に隠れながら移動していった。




■□■

「ふー、疲れた。」

監視の目をかいくぐり、見事魔王国に侵入することができた。緊張の糸が切れ、疲れたのかルナは座り込んだ。

ここからはルナが吸血鬼に変身していれば怪しまれることがないので安心だ。


少し休憩を挟み、山を下っていくルナは山の麓に町があることに気づいた。


「あれは町だ!あそこに行けば、魔城がある帝都の場所が分かるかも。」


「いや〜、下りは楽ちんですな。」

町が思いの外早く見つかったことでテンションが上がっているルナはスキップ踏みながら下っていった。


ーー20分後ー


「着いた。」

遠くから見たせいだろうが、近くで見るとかなり大きな町だということが見てとれた。

かなり昔に壊されたと思われる町を囲む城壁は蔦が絡んでおり、城壁だけ見れば廃墟のような感じなのだが、町の建物は綺麗だった。

町の中に足を踏み入れるとすぐに銀髪で角が二本生えている、肌の青い妖艶な美しさの女性がルナに話しかけてきた。

もしも、俺がまだ男だったらデレデレだろう。


「こんにちは。旅の方ですか?」


「ま〜そんなとこです。伺いたいことがあるのですがいいでしょうか?」


「もちろんいいですよ。それより、こんなところで立ち話もあれなんで、私が営んでいる宿までいらしてください。」


「それはありがたいのですがお金もありませんし、急いでますし…」


「お金のことは気にしなくて構いませんよ。これも何かの縁ですから。それにこれから夜になりますよ。昼間でも薄暗いですけど、夜になると暗すぎて何も見えないですから。ぜひいらしてください。」


「それなら…分かりました。お言葉に甘えます。」


「では、早速参りましょう。」


彼女の名前はアロエ。歳は23歳で悪魔族だという。アロエさんについて行くと二階建ての宿に着いた。宿の中も綺麗にされていて居心地もいい。


「今日は二階の階段を上った突き当たりの部屋に泊まってね。」


「ありがとうございます。それで伺いたいことなんですけど…」


「はい。覚えたますよ。食堂の席で話しましょうか。」


アロエさんは食堂の席にルナを座らせるとオレンジュースとクッキーをだしてくれた。


「ありがとうございます。それで、いきなりなんですけど、帝都ってどこにあるんですかね?」


「確かにいきなりですね。お教えしますよ。このラド帝国の帝都はこの町からずっと北のほうにありますよ。あっ、そういえば地図があるからよかったら持って行って。」


ここにきて新事実発覚!この国はラド帝国というそうな。そしてアロエさんすごい良い人だ。いや、すごい良い魔物?


「しかし、銀髪の吸血鬼に出会えるなんて光栄ですよ。」


「え?そんなに珍しいですか??」


「それはそうでよ。何しろ吸血鬼なだけでも希少なのに銀髪なんて!」


「銀髪の吸血鬼がどうかしたんですか?」


「あら、お知りではないのですか?この国の有名な伝説ですよ。魔物たちの英雄です‼︎」


「そうだったんですか。全然知らなかったです。」


「ではお話しましょうか?」


「ぜひお願いします!」


こうしてルナはアロエさんからこの国に伝わる伝説を聴くことにした。


来月で『目覚めると吸血鬼少女に』は一周年を迎えます。

結構1年って早いなぁと感じたりもして…

ということで、キャラの人気投票をしたいと思います!感想欄に入力していただいて、それで一位になったキャラは特別編でスピンオフをしたいなぁと思ってます。とはいえ、感想欄もまだ3件しかないので投票数0ということもあるかも(涙)

そんな時はひっそりとこの企画を中止します。

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